竜喚び聖女は捨てられた竜騎士を救いたい!

 そして、私たちはまた、各所からの事情聴取を受けることになった。

 なんでかというと、ヨシュアさんが私とゲイボルグを攫ったのは城内だったからで、私たちが網に入れられて彼が飛行して逃げたのは、皆が目撃していたからだ。

 賊の侵入の再発防止のために、ああいう機械を彼がどこで手に入れたかなどを調べているらしい……私は詳しく攫われた時の状況を聞かれながら『それは、ヨシュアさん本人に聞いて欲しい』を、心の中で何度か繰り返した。

 だって、全く親しくないし……私はヨシュアさんのことは、ほとんど何も知らない。

「んー! 終わった……」

 ようやく私は事情を聞きたいと言われていた関係各所の予定を終わらせると、明るい光が降り注ぐ庭園へ出て大きく伸びをした。

 ようやく、新鮮な空気を吸えた。

 ゲイボルグは逃亡するために一時成竜へと戻されていたのだけれど、死なない程度に長い間血を抜かれていた状態だったらしく、まだ身体の状態は悪く、城へ帰った時にはブリューナグからまだ子竜のままでいろと子竜へと姿を変えられていた。

 子竜姿も可愛いけれど、ゲイボルグ本竜としては、大好きなジェイドさんを乗せて訓練したりしたいだろうに……けれど、一年間も素材として搾取され続けたのだから、それは仕方ないことなのかもしれない。

 ……早く回復したら良いな。