「無事で良かった」
「あの……ど、どうして、竜は……」
私のあの窓から景色を見て、とんでもない高さにあることを知り、自力で逃げることは早々に諦めた。
そして、気流の関係で飛行は出来ないとヨシュアさんが言っていた通り、飛行するような鳥だって見えない。
「……竜が居なくても、崖くらい上がれる」
胸の中できゅーん! と、何かが飛び跳ねた。
悪い魔法使いに、囚われたお姫様の気分だよ……!
助けてに来てくれた竜騎士が、とんでもなく格好良いので、公爵令嬢の私が王族のお姫様に格上げされても、誰も文句なんて言わないよ!
「あいつに……何もされてない?」
顔を上げると鬼気迫るような表情で聞かれて、私は無言のままでこくこくと何度か頷いた。
「ここに閉じ込められていただけです! あの人はゲイボルグを大きくさせる方法を探すと、ずーっと居なくて……」
「そうか……良かった」
そう言って私のことをぎゅっと抱きしめたので、それに応えるように彼の身体に腕をまわした。
ジェイドさん……ジェイドさん……! 好き……!
「あの……ど、どうして、竜は……」
私のあの窓から景色を見て、とんでもない高さにあることを知り、自力で逃げることは早々に諦めた。
そして、気流の関係で飛行は出来ないとヨシュアさんが言っていた通り、飛行するような鳥だって見えない。
「……竜が居なくても、崖くらい上がれる」
胸の中できゅーん! と、何かが飛び跳ねた。
悪い魔法使いに、囚われたお姫様の気分だよ……!
助けてに来てくれた竜騎士が、とんでもなく格好良いので、公爵令嬢の私が王族のお姫様に格上げされても、誰も文句なんて言わないよ!
「あいつに……何もされてない?」
顔を上げると鬼気迫るような表情で聞かれて、私は無言のままでこくこくと何度か頷いた。
「ここに閉じ込められていただけです! あの人はゲイボルグを大きくさせる方法を探すと、ずーっと居なくて……」
「そうか……良かった」
そう言って私のことをぎゅっと抱きしめたので、それに応えるように彼の身体に腕をまわした。
ジェイドさん……ジェイドさん……! 好き……!



