私はヨシュアさんの余裕のある態度を見て、とても不思議になった。
だって、王国を挙げて彼を追うと言っているのに、どうして彼は、こんなにまで余裕があるの?
「あ。今、不思議に思ったよね。そうだよね……俺のこの隠れ家は、夏でも雪が降るほどの高所にあり、気流の関係で飛びづらく色々あって、竜などの飛行生物は近づかない。っていうか、近づけない」
「うそ……」
確かになんだか気温が低いし、空気も薄いと思っていたけれど……信じられない。そんなにまで、高所に居るなんて。
「近くには毒性のある植物も多く生えているし、歩けるような道もないので、あの崖を単体で上るしかない。けど、それは至難の業だろうね。俺が持っているような、空飛ぶ機械でもないと、ここに来ることは不可能なんだ……どうにか竜騎士たちが攻略方法を見付け出して来る前に、俺はその竜を大きくして鱗一枚だけ貰って返してあげるから」
ヨシュアさんの滑らかな説明には、嘘や隠し事は見えない。だから、きっとそうしようと思って居るのだ。
ここは竜が近づけない気流の乱れがある場所で……? それに、毒性のある植物が生えているって……?
だって、王国を挙げて彼を追うと言っているのに、どうして彼は、こんなにまで余裕があるの?
「あ。今、不思議に思ったよね。そうだよね……俺のこの隠れ家は、夏でも雪が降るほどの高所にあり、気流の関係で飛びづらく色々あって、竜などの飛行生物は近づかない。っていうか、近づけない」
「うそ……」
確かになんだか気温が低いし、空気も薄いと思っていたけれど……信じられない。そんなにまで、高所に居るなんて。
「近くには毒性のある植物も多く生えているし、歩けるような道もないので、あの崖を単体で上るしかない。けど、それは至難の業だろうね。俺が持っているような、空飛ぶ機械でもないと、ここに来ることは不可能なんだ……どうにか竜騎士たちが攻略方法を見付け出して来る前に、俺はその竜を大きくして鱗一枚だけ貰って返してあげるから」
ヨシュアさんの滑らかな説明には、嘘や隠し事は見えない。だから、きっとそうしようと思って居るのだ。
ここは竜が近づけない気流の乱れがある場所で……? それに、毒性のある植物が生えているって……?



