「……随分と自信家だ。嫌いではないな」
口からひとりでに声が出て、私は慌てて口を両手で当てた。
これって……! ブリューナグ? 私の口を操作しているんだ!
「え! 何……? いきなり人変わったみたいになったけど……もしかして、かよわい貴族令嬢みたいに見せといて、強い系女子……? 俺もお姉さんのこと、嫌いじゃないよ。むしろ、元気可愛い感じで好きだな……」
何か変な誤解をして急に上機嫌になったヨシュアさん、私へと片目を瞑ると、ハッと何かに気が付いた表情になった。
それを不思議に思った私もそんな彼の視線を追うと、そこには黒竜ブリューナグ! それに、竜の背にはジェイドさんが乗っていた!
「ジェイドさん!」
そうだ! そういえば、昨日、ブリューナグは近くに控えて居て貰うって言っていたから、聖女が竜喚びしなくても近くに居てくれたんだ。
「……あれ? なんでだろう。竜騎士たちの竜を喚んでの訓練は、昼からって聞いていたのにな~、すぐ動ける竜が居るなんて、なんだか予想外だわ」
口からひとりでに声が出て、私は慌てて口を両手で当てた。
これって……! ブリューナグ? 私の口を操作しているんだ!
「え! 何……? いきなり人変わったみたいになったけど……もしかして、かよわい貴族令嬢みたいに見せといて、強い系女子……? 俺もお姉さんのこと、嫌いじゃないよ。むしろ、元気可愛い感じで好きだな……」
何か変な誤解をして急に上機嫌になったヨシュアさん、私へと片目を瞑ると、ハッと何かに気が付いた表情になった。
それを不思議に思った私もそんな彼の視線を追うと、そこには黒竜ブリューナグ! それに、竜の背にはジェイドさんが乗っていた!
「ジェイドさん!」
そうだ! そういえば、昨日、ブリューナグは近くに控えて居て貰うって言っていたから、聖女が竜喚びしなくても近くに居てくれたんだ。
「……あれ? なんでだろう。竜騎士たちの竜を喚んでの訓練は、昼からって聞いていたのにな~、すぐ動ける竜が居るなんて、なんだか予想外だわ」



