竜喚び聖女は捨てられた竜騎士を救いたい!

「え? なんか、竜がちっさくなってない?」

 私はあやしげな彼のそんな言葉を聞いて、目を見開いた。

 だって……ゲイボルグの安全を考えて、ブリューナグが子竜に変えたことは伏せられているのだ。だから、この子竜が数日前まで立派な巨体を持つ成竜だったなんて、知る人は……そうは居ないはず。

 誰なの? ノルドリア王国の人では……ないわよね?

「あの……貴方、誰ですか? ここは王城。衛兵を呼びますよ」

「俺はユンカナンでは有名な賞金稼ぎヨシュア・ベルンハルト。知らないかなー? 知らないよな。こんな遠方の異国では」

 誰……? 申し訳ないけれど、そんな名前はこれまでに聞いたことはない。

 世界的に有名な賞金稼ぎは何人も居るけれど、そんな名前ではなかったように思うし……失礼かもしれないけれど、勘違いしている人なのかしら。

「見て! これこれ。素晴らしくない? この竜の鱗を使ったドラゴンメイル。特注でさ~、高かったんだよ! けど、途中で作れなくなったって、いきなり言われたんだよね~。ほーんと、残念でさ」

「え?」