「これは、企業秘密なんですが! 私たちの『竜喚び』はですね、聖女と竜騎士の触れている面が大きいほど、能力が強くなるんです。竜騎士の皆さんと手のひらを合わせるでしょう? 接触面を広げると、比例して喚ぶ力も強くなるんです!」
「え? あ、いや……待て待て待て」
驚いた表情のジェイドさんは一歩後ずさったので、私はにっこり微笑んで、一歩彼へと近付いた。
「それでは、私も服を脱ぎますので、出来れば後ろからぎゅーっと! 私の身体の肌に密着するように抱きしめて頂いて、よろしいですか? 確かに初対面で肌を合わせるなんて、通常ではありえないことですが私は覚悟を決めて来ましたので、どうか気にしないでください!」
「いやいや、それを気にするなは、無理があるだろう……」
あら。引き攣った整った顔も……良いわね。そして、私はここで美味しい獲物を逃すつもりはない。
絶対に彼の竜を喚び出して、アスティ公爵家へ、普通の貴族令嬢として帰るのよ!
「え? あ、いや……待て待て待て」
驚いた表情のジェイドさんは一歩後ずさったので、私はにっこり微笑んで、一歩彼へと近付いた。
「それでは、私も服を脱ぎますので、出来れば後ろからぎゅーっと! 私の身体の肌に密着するように抱きしめて頂いて、よろしいですか? 確かに初対面で肌を合わせるなんて、通常ではありえないことですが私は覚悟を決めて来ましたので、どうか気にしないでください!」
「いやいや、それを気にするなは、無理があるだろう……」
あら。引き攣った整った顔も……良いわね。そして、私はここで美味しい獲物を逃すつもりはない。
絶対に彼の竜を喚び出して、アスティ公爵家へ、普通の貴族令嬢として帰るのよ!



