そういった意味では無関係なんだけど、単純にドレスがもったいないし、行方が気になり過ぎる。
「そうだろうと思うよ。当時、婚約者だったオフィーリア・マロウが、そうすることが当たり前だと言えば、国有数の資産家で、造作なくそういう希望を叶えることが出来るのなら、義兄さんはそうせざるをえない」
「それって、ジョサイアが、彼女をそれほどまでに大事にして、愛していたってことでしょう?」
「……どうなのかな。彼女の要求を相手にするのが、面倒だったのかもしれないよ。多忙で時間もないんだから、彼女の言いなりに与えていれば黙ってくれるならと思ったのかもね。ジョサイア義兄さんは現王の側近として、これまでに女遊びなんてしている暇はなかっただろうと思うし、単に普通の女性との付き合い方を、知らないんだと思うよ」
「え……そうなのかしら? ジョサイアは、あんなにも美形なのよ?」
既に彼と結婚をしている私がこんなことを言ってしまうのもなんだけど、ジョサイアがただ立って居るというだけで、どうにかして喋りたいと思うご令嬢なんて、うようよ寄って来そうだもの。
「そうだろうと思うよ。当時、婚約者だったオフィーリア・マロウが、そうすることが当たり前だと言えば、国有数の資産家で、造作なくそういう希望を叶えることが出来るのなら、義兄さんはそうせざるをえない」
「それって、ジョサイアが、彼女をそれほどまでに大事にして、愛していたってことでしょう?」
「……どうなのかな。彼女の要求を相手にするのが、面倒だったのかもしれないよ。多忙で時間もないんだから、彼女の言いなりに与えていれば黙ってくれるならと思ったのかもね。ジョサイア義兄さんは現王の側近として、これまでに女遊びなんてしている暇はなかっただろうと思うし、単に普通の女性との付き合い方を、知らないんだと思うよ」
「え……そうなのかしら? ジョサイアは、あんなにも美形なのよ?」
既に彼と結婚をしている私がこんなことを言ってしまうのもなんだけど、ジョサイアがただ立って居るというだけで、どうにかして喋りたいと思うご令嬢なんて、うようよ寄って来そうだもの。



