私はもうなんでもいい。

愛されるはずの家族からも見放されて、

しかも愛されていた婚約者からも見放された。


しかも理由は、


ルーチェへに対して言葉の暴力等をしているということで。



むしろそれは、私がされているよ。


だけど誰も信じない。



家庭内ではルーチェだけが特別扱いだし。



私は生まれてきてはいけなかったんだ。











「逃げたいな・・・・」


ぽた、ぽた、と涙がこぼれる。





冷たい水で食器を洗っていると、同じく冷えた涙がこぼれた。

この世はなんて冷たいんだろう。



なんで私はこんなに、ひとりぼっちなんだろう・・・・。