「君の本当の話を聞いた。今までこの僕をだましていたんだな・・・・・。」 あぁ・・・・そうか。 彼も結局は・・・・。 「そう、ですか。」 「他に言う事は?」 「・・・・・いいえ」 これは仕方がないんだろうか。 「ごめんねフィン。あなたより私が劣っているから・・・姉なのにごめんね」 「そんなことないよ。優しいなルーチェは」 目の前で繰り広げられる光景に、私は絶望を感じる。 それよりも・・・・ この世の中は、地獄と呼んでもいいと思う。 誰でもいい、 助けて・・・・・。