「私も行きます!」
心配してくれてることは肌で感じ取れる。
だけど私も行かなくちゃいけない気がしてたまらない。
このままじゃ駄目なんだ。
「しゃーないわ。姫の身の安全は俺が保証したるわ」
「むしろ保証されたりして」
「アルゼは余計な事ゆーてばかりなん、やめろや・・・・」
「フィンは魔力もなさそうだし、本当に危ないよ?」
危ないところに行くことを、なぜ止めようとするの?
魔力がないから?
意味がないから?
聞いてみたい・・・・な・・。
「アルゼは魔力がない私が良くないの?」
「え?」
「私じゃ・・・なんの解決にもならない?」
「そんなこと一言も言ってないよ。僕は心配してるだけ」
そっか。
ここはあの家の中の人たちよりも心配してくれてるんだ。
どうしよう
嬉しい
