「オルビン殿!こちらへ!」
「いえいえ、こちらにどうぞ!」
「いや、こっちだオルビン様!!」
複数の男性が手を差し伸べる。
だけど私は誰の手も取ることは、ない。
「迷惑だ。これくらいの敵の数なぞ回避できる」
敵がいる。
この敵というのは、戦争の相手国の敵だ。
敵は私の命を奪うために来ている。
私が優秀な魔術師だから、このまま生きていると面白くないのだろう。
1000年に一度と言われるほどの魔力を持つ私は、いつだって狙われている。
「ですが、背中はぜひわたくしにて守らせてください!」
「いえ貴公よりわたくしが・・・・」
「いえいえ!」
いい加減、うるさいな・・・・・
「黙れ」
あー、厄介なのが来たな。
「師匠。こんなやつらなんかより、僕の方がいいですよ!!」
私の愛弟子、クレイヴ。
「黙りなクレイヴ。お前より賢い所を私に見せたいんだろう」
「こんな場でですか!?師匠のお命が狙われているのにそんな底辺な争いを!!??」
さすがにプライド溢れる彼らには刺さっただろうに。
だが、それも私が望んでいる応えであって、素晴らしく感動する。
「さて、遊びは終わりだよ獣くんたち。私の魔法で私に出逢ったことを後悔すればいー・・・・!!??」
私は油断していた。
まさか刺客がいたことに気付けなかった。
クレイヴを守ることを優先し、私はその刃をもろに腎臓に食らってしまった。
そこから崩れた私の身体。
クレイヴの成長を見届けたかったのに。
私はここで、果てた・・・・・。
「いえいえ、こちらにどうぞ!」
「いや、こっちだオルビン様!!」
複数の男性が手を差し伸べる。
だけど私は誰の手も取ることは、ない。
「迷惑だ。これくらいの敵の数なぞ回避できる」
敵がいる。
この敵というのは、戦争の相手国の敵だ。
敵は私の命を奪うために来ている。
私が優秀な魔術師だから、このまま生きていると面白くないのだろう。
1000年に一度と言われるほどの魔力を持つ私は、いつだって狙われている。
「ですが、背中はぜひわたくしにて守らせてください!」
「いえ貴公よりわたくしが・・・・」
「いえいえ!」
いい加減、うるさいな・・・・・
「黙れ」
あー、厄介なのが来たな。
「師匠。こんなやつらなんかより、僕の方がいいですよ!!」
私の愛弟子、クレイヴ。
「黙りなクレイヴ。お前より賢い所を私に見せたいんだろう」
「こんな場でですか!?師匠のお命が狙われているのにそんな底辺な争いを!!??」
さすがにプライド溢れる彼らには刺さっただろうに。
だが、それも私が望んでいる応えであって、素晴らしく感動する。
「さて、遊びは終わりだよ獣くんたち。私の魔法で私に出逢ったことを後悔すればいー・・・・!!??」
私は油断していた。
まさか刺客がいたことに気付けなかった。
クレイヴを守ることを優先し、私はその刃をもろに腎臓に食らってしまった。
そこから崩れた私の身体。
クレイヴの成長を見届けたかったのに。
私はここで、果てた・・・・・。
