潤子はクッションに顔をうずめ、眼鏡を外して、枕のように抱えていた。
「私? いい人? いないよ」
「僕もいないよ。最近は仕事ばっかりだし」
さやかは「ねぇ」と拓の方を見ながら、お互い共感しあう。
「恋人とかじゃなくてもさ、新しい人と出会って、刺激受けたりしてるよね。さやかは興味あることとか挑戦してるし。新しい人と出会ってるじゃん」
潤子はさやかの方を向き、ぽつりぽつりと呟くように言葉を紡ぐ。
「…いや…私、最近はたい焼き好きで、それにハマってて。X(旧ツイッター)で知り合った人たちとたい焼き仲間ができたくらいだよ」
さやかは潤子の気持ちを守るように、拓の方を見て答えた。
「そうそう。僕だって、ほんと仕事ばかりで。人と会うって言っても、職場の人くらいだよ」
「でも、さ、拓さんは仕事で新しい人が入って来たらちゃんと関わって、学んで、やったことのないことにも率先して取り組んでるじゃない。私にとって、さやかと拓は羨ましいんだよ。また……あんなことあるんじゃないかって思うと……私、あの頃から全然変われてない気がする……」
潤子は私たちに出会う前に交際していた彼氏から暴力を振るわれていた。
その過去を乗り越えるために、潤子は仕事に打ち込み、語学にも励んで堪能になった。
勉学や仕事も頑張ってるけど、男性に対しては触れられるだけで気持ち悪くなってしまうらしい。
「私? いい人? いないよ」
「僕もいないよ。最近は仕事ばっかりだし」
さやかは「ねぇ」と拓の方を見ながら、お互い共感しあう。
「恋人とかじゃなくてもさ、新しい人と出会って、刺激受けたりしてるよね。さやかは興味あることとか挑戦してるし。新しい人と出会ってるじゃん」
潤子はさやかの方を向き、ぽつりぽつりと呟くように言葉を紡ぐ。
「…いや…私、最近はたい焼き好きで、それにハマってて。X(旧ツイッター)で知り合った人たちとたい焼き仲間ができたくらいだよ」
さやかは潤子の気持ちを守るように、拓の方を見て答えた。
「そうそう。僕だって、ほんと仕事ばかりで。人と会うって言っても、職場の人くらいだよ」
「でも、さ、拓さんは仕事で新しい人が入って来たらちゃんと関わって、学んで、やったことのないことにも率先して取り組んでるじゃない。私にとって、さやかと拓は羨ましいんだよ。また……あんなことあるんじゃないかって思うと……私、あの頃から全然変われてない気がする……」
潤子は私たちに出会う前に交際していた彼氏から暴力を振るわれていた。
その過去を乗り越えるために、潤子は仕事に打ち込み、語学にも励んで堪能になった。
勉学や仕事も頑張ってるけど、男性に対しては触れられるだけで気持ち悪くなってしまうらしい。



