見た瞬間、さやかは呆気にとられた。
(この子、こんな顔してたんだ……)
短髪で丸くて黒い目。
今風の韓国ヘアで右耳にはピアス。
さやかは思っていた印象と違う見た目に少し驚いた。
「…あっ…自己紹介遅れました。暖です。この前は本当に助かりました。少しですが、これ……」
暖と名乗る男の子は片手に持っていた袋をさやかに差し出した。
「え? いや、お礼とかいいです。私そういうつもりで助けたわけじゃないし……苦しそうだったから」
ボブの髪を耳にかけたらさやかは少し俯いて顔を上げ、微笑んだ。
……その笑顔を見た暖は何故か固まっていた。
「……っ…あなたって見ず知らずの他人にもそんなふうに思いやれる方なんですね」
暖はさやかにそっと近づき、彼女の手に自分の手を重ねた。
「あ、いや…はぁ」
(なんで、手を重ねるの……?)
暖はまばたきをせずに彼女を見つめているだけだった。
「え? なにしてんの?」
その時、誰かが暖とさやかの間に割って入ってきた。
その顔を見て、さやかは息を呑む。
「…え? 助けてくれた……」
目を疑った。
そこにいたのは、以前、彼氏との口論を止めてくれたあの男性だった。
「…あっ…この前は…」
さやかが言いかけると、男性は暖の方に目を向けた。
「暖。なんでこの方と?」
「…この前助けてくれた人だよ。今日話したじゃん」
(この子、こんな顔してたんだ……)
短髪で丸くて黒い目。
今風の韓国ヘアで右耳にはピアス。
さやかは思っていた印象と違う見た目に少し驚いた。
「…あっ…自己紹介遅れました。暖です。この前は本当に助かりました。少しですが、これ……」
暖と名乗る男の子は片手に持っていた袋をさやかに差し出した。
「え? いや、お礼とかいいです。私そういうつもりで助けたわけじゃないし……苦しそうだったから」
ボブの髪を耳にかけたらさやかは少し俯いて顔を上げ、微笑んだ。
……その笑顔を見た暖は何故か固まっていた。
「……っ…あなたって見ず知らずの他人にもそんなふうに思いやれる方なんですね」
暖はさやかにそっと近づき、彼女の手に自分の手を重ねた。
「あ、いや…はぁ」
(なんで、手を重ねるの……?)
暖はまばたきをせずに彼女を見つめているだけだった。
「え? なにしてんの?」
その時、誰かが暖とさやかの間に割って入ってきた。
その顔を見て、さやかは息を呑む。
「…え? 助けてくれた……」
目を疑った。
そこにいたのは、以前、彼氏との口論を止めてくれたあの男性だった。
「…あっ…この前は…」
さやかが言いかけると、男性は暖の方に目を向けた。
「暖。なんでこの方と?」
「…この前助けてくれた人だよ。今日話したじゃん」



