教室に入ると、クラスの中でよく話す。ミナミちゃん、モモカちゃん、カナコちゃんが挨拶をしてきた。
「おはよう。今日は学校来るの早いね」
ミナミちゃんに向かって言うと
「昨日、学校に宿題忘れちゃってて」
そう言った後あはは、、とミナミちゃんは笑った。その様子を見てモモカちゃんとカナコちゃんは
「笑ってないで手を動かさないと!!」
「そろそろ先生来ちゃうよ」
4人で一緒に話すいつもの朝、、、4人だったっけ?
いつも一緒に話していたのは3人じゃなかったっけ?
そう思うと、だんだん『4人組』が『3人組と1人』になっていく気がした。居心地が悪くなり、自分の席に座る。4人組に対して違和感を覚えると、だんだんいつもの景色に違和感が浮き出てくる気がした。それと一緒にズルズルと記憶が底から出てくる。
ある少女は凍てつくような寒空を描いていた。
少女は、ぼんやりと灯る月明かり以外に小さい光をキャンバスに散りばめていた。私は少女にきいた。なぜ見た儘を描かないのかと。少女は手を止めずに言った
「空に月だけなんて悲しいじゃない?だから私の中の空だけは悲しくないようにしてるの」
それを聞いて私はなんと返したか。何も覚えてはいないが確かに1つ、彼女の頭の中を心の中を見てみたいと思った事は覚えている。それと同時にこの汚い私の心では彼女の様に真っ白で穢れの知らない心の中を覗くことは叶わないと思ってしまった。なんて悲しい事だろう
「おはよう。今日は学校来るの早いね」
ミナミちゃんに向かって言うと
「昨日、学校に宿題忘れちゃってて」
そう言った後あはは、、とミナミちゃんは笑った。その様子を見てモモカちゃんとカナコちゃんは
「笑ってないで手を動かさないと!!」
「そろそろ先生来ちゃうよ」
4人で一緒に話すいつもの朝、、、4人だったっけ?
いつも一緒に話していたのは3人じゃなかったっけ?
そう思うと、だんだん『4人組』が『3人組と1人』になっていく気がした。居心地が悪くなり、自分の席に座る。4人組に対して違和感を覚えると、だんだんいつもの景色に違和感が浮き出てくる気がした。それと一緒にズルズルと記憶が底から出てくる。
ある少女は凍てつくような寒空を描いていた。
少女は、ぼんやりと灯る月明かり以外に小さい光をキャンバスに散りばめていた。私は少女にきいた。なぜ見た儘を描かないのかと。少女は手を止めずに言った
「空に月だけなんて悲しいじゃない?だから私の中の空だけは悲しくないようにしてるの」
それを聞いて私はなんと返したか。何も覚えてはいないが確かに1つ、彼女の頭の中を心の中を見てみたいと思った事は覚えている。それと同時にこの汚い私の心では彼女の様に真っ白で穢れの知らない心の中を覗くことは叶わないと思ってしまった。なんて悲しい事だろう



