お久しぶりです! 俊介です。ちょっと更新できていなくてすみません。特に書くことがなかったものですから。で、肝心のロコちゃんぬいぐるみですよ! はい、しゃべりませんね。ですよね……。

 もうね、想像してみてくださいよ。二十歳過ぎたいい大人が、毎日夜中にぬいぐるみに向かって語りかけているわけですよ。すごく虚しい。特に、突然正気に戻って「僕なにやってんだろ……」となる瞬間がすごく虚しいです。

 やはりそう簡単にホラーな展開にはなりませんね。

 僕、大学の友達にオカルトとかホラーに詳しい奴がいるんです。名前は田中としておきます。もちろん偽名ですよ。ぬいぐるみがしゃべる現象について田中に訊いてみました。田中は一見すると爽やかな好青年なのですが、極端に口数が少なくて人付き合いが苦手っぽい男です。僕はよく講義に遅れて参加するのですが、その際に何度か田中にレジュメを見せてもらったことがきっかけで知り合いました。

 田中は基本、学食の隅でスマホをいじっています。卒論を書くために、毎日大学に来ているみたいです。僕はあんまり行かないんですけどね。四年になると授業もほとんどありませんから。しかし今日は提出しなければならない書類があったので、大学に行きました。その帰りに田中に会ってきました。

 例のココアさんの出品ページなどを見せて意見を聞いてみました。
 田中いわく、付喪神っぽいねということです。付喪神というのは、長年大事にしてきた物に魂が宿るみたいなあれですね。一応、妖怪という分類になるのでしょうか。人によっては、末端の神様に分類することもあるようですが。

 たしかに田中の言う通り、ぬいぐるみがしゃべるという現象だけを見れば付喪神っぽいですね。でも忘れてはいけないことがあります。それは今回のぬいぐるみがライトノベルを元にしたロコちゃんであることです。僕のイメージだと、付喪神というのはそれこそ百年近く大事にされてきた物に魂が宿るものです。

 ロコちゃんぬいぐるみ、すごく最近のものです。間違っても百年なんて経過していません。せいぜい二年くらいです。先日紹介したクレーンゲームの景品うさぎもそうですね。あれもせいぜい作られてから一年くらいしか経っていないと思われます。

 はたして、そんな短期間で付喪神になるのか?

 田中が引っかかっているのは、そこらしいです。僕も同じ疑問を抱きました。
 ということで、仮にロコちゃんがしゃべるのが事実だとしても、付喪神という可能性はほとんど皆無なんじゃないかと思います。
 今日のところはこれくらいで。

 あ、ちなみにうさぎぬいぐるみですけど、まだ買っていません! どうにも決心がつかなくて。だって欲しくもないぬいぐるみに1500円も出せますか? 貧乏学生の僕にはちょっと無理です。もう少し、もう少しだけ考えさせてください!

 ではまた次回更新をお楽しみに!