どうも、俊介です。やりましたよ! 僕はやればできる男です!
昨夜、いつものように録音アプリを起動させてから眠りにつきました。あ、ちなみに黒猫ちゃんは捨ててしまいました……。ごめんなさい。だって怖いし、単なるクレーンゲームの景品で別に欲しかったわけでもないので。今日ちょうどゴミの日だったので、ゴミ袋に突っ込んでゴミ捨て場に置いてきちゃいました。一応田中の500円で購入したので、田中に「いる?」と訊いたのですが「いらない」と返ってきました。代わりに500円返せと言われています。無理です。金ないです。
そんなわけなのですが、昨夜もずっとロコちゃんと黒猫ちゃんがしゃべっていました。ロコちゃんは、生前(?)のことを語っているのに対して、黒猫ちゃんはずっと「殺さないで」と繰り返しています。うるさくて目が覚めた僕は、しばらく恐怖に震えていました。ぬいぐるみが当然のようにしゃべるなんて、一体誰が予想できるというのでしょうか。
しかし僕もやる時はやりますよ! このままずっと恐怖に震え続けるのはごめんです。それに相手は不気味な会話をしていますが、言ってしまえば単なるぬいぐるみです。それも手のひらサイズの小さなマスコット。その気になれば、僕でも勝てます。
意を決して、僕はベッドから抜け出しました。こういうのは勢いが大事だと思いましたので、ほとんど転がるようにベッドを抜けました。一瞬だけ静寂に包まれた室内ですが、またすぐにロコちゃんが自分語りを始めます。どうやら自分が殺された経緯を説明しているようでした。なんでそんなもの説明するのでしょうか。同情して欲しいということ?
けれども素性も知れない他人に同情するほど、僕は心に余裕がありません。相変わらず黒猫ちゃんは「殺さないで」と繰り返しています。異様な雰囲気の中、僕はロコちゃんを右手で掴みました。そうして大きく振りかぶってから、思い切り床に叩きつけてやりましたよ!
「毎日うるせぇ! おまえはもう死んでんだよ! 死人が偉そうにしゃべってるんじゃねぇ!」
そんなことを大声で叫びながら、無我夢中でロコちゃんを叩きつけました。途端に、部屋が静寂に包まれました。ついでに黒猫ちゃんも叩きつけました。こちらはロコちゃんを叩きつけたときには、すでに黙っていたのですが念のため。
それきり、ロコちゃんは口を開きません。黒猫ちゃんは朝になって捨ててしまったのでよくわかりませんが、多分もうしゃべりません。
僕はすごく頑張りました。すごく怖かったです。床にロコちゃんと黒猫ちゃんを転がしたままベッドに潜り込んで固く目を閉じていました。気が付いたら、朝でした。
一応寝言録音アプリも確認してみたのですが、ぬいぐるみを床に叩きつけて以降は、なにも録音されていませんでした。僕のいびきが録音されているくらいですね。
というわけで、この件に関してはこれで解決です。
まだ取引メッセージが使えたので、ココアさんにも報告してみました。まだ返事はありません。まぁ、終了した取引のメッセージを確認しない人もいますから。あまり返事は期待できませんけど。
なにはともあれ、僕の平和な夜は取り戻せました! 対処法を教えてくれたココアさんには本当に感謝です。これで懲りたので、フリマサイトで面白半分に変な物を購入するのはやめようと思います。
とくに面白い連載ではなかったと思いますが、ここまでお読みいただきありがとうございました! 大学生が暇潰しに書いている連載なので、グダグダなのは許してください。この連載で僕に興味を持っていただけた出版業界の方がもしいらっしゃいましたら、気軽にお声がけください。お仕事募集中です! 就活まだ何もうまくいっていないので時間だけはたっぷりあります! お仕事ください!泣
では、またどこかでお会いしましょう。ありがとうございました!
昨夜、いつものように録音アプリを起動させてから眠りにつきました。あ、ちなみに黒猫ちゃんは捨ててしまいました……。ごめんなさい。だって怖いし、単なるクレーンゲームの景品で別に欲しかったわけでもないので。今日ちょうどゴミの日だったので、ゴミ袋に突っ込んでゴミ捨て場に置いてきちゃいました。一応田中の500円で購入したので、田中に「いる?」と訊いたのですが「いらない」と返ってきました。代わりに500円返せと言われています。無理です。金ないです。
そんなわけなのですが、昨夜もずっとロコちゃんと黒猫ちゃんがしゃべっていました。ロコちゃんは、生前(?)のことを語っているのに対して、黒猫ちゃんはずっと「殺さないで」と繰り返しています。うるさくて目が覚めた僕は、しばらく恐怖に震えていました。ぬいぐるみが当然のようにしゃべるなんて、一体誰が予想できるというのでしょうか。
しかし僕もやる時はやりますよ! このままずっと恐怖に震え続けるのはごめんです。それに相手は不気味な会話をしていますが、言ってしまえば単なるぬいぐるみです。それも手のひらサイズの小さなマスコット。その気になれば、僕でも勝てます。
意を決して、僕はベッドから抜け出しました。こういうのは勢いが大事だと思いましたので、ほとんど転がるようにベッドを抜けました。一瞬だけ静寂に包まれた室内ですが、またすぐにロコちゃんが自分語りを始めます。どうやら自分が殺された経緯を説明しているようでした。なんでそんなもの説明するのでしょうか。同情して欲しいということ?
けれども素性も知れない他人に同情するほど、僕は心に余裕がありません。相変わらず黒猫ちゃんは「殺さないで」と繰り返しています。異様な雰囲気の中、僕はロコちゃんを右手で掴みました。そうして大きく振りかぶってから、思い切り床に叩きつけてやりましたよ!
「毎日うるせぇ! おまえはもう死んでんだよ! 死人が偉そうにしゃべってるんじゃねぇ!」
そんなことを大声で叫びながら、無我夢中でロコちゃんを叩きつけました。途端に、部屋が静寂に包まれました。ついでに黒猫ちゃんも叩きつけました。こちらはロコちゃんを叩きつけたときには、すでに黙っていたのですが念のため。
それきり、ロコちゃんは口を開きません。黒猫ちゃんは朝になって捨ててしまったのでよくわかりませんが、多分もうしゃべりません。
僕はすごく頑張りました。すごく怖かったです。床にロコちゃんと黒猫ちゃんを転がしたままベッドに潜り込んで固く目を閉じていました。気が付いたら、朝でした。
一応寝言録音アプリも確認してみたのですが、ぬいぐるみを床に叩きつけて以降は、なにも録音されていませんでした。僕のいびきが録音されているくらいですね。
というわけで、この件に関してはこれで解決です。
まだ取引メッセージが使えたので、ココアさんにも報告してみました。まだ返事はありません。まぁ、終了した取引のメッセージを確認しない人もいますから。あまり返事は期待できませんけど。
なにはともあれ、僕の平和な夜は取り戻せました! 対処法を教えてくれたココアさんには本当に感謝です。これで懲りたので、フリマサイトで面白半分に変な物を購入するのはやめようと思います。
とくに面白い連載ではなかったと思いますが、ここまでお読みいただきありがとうございました! 大学生が暇潰しに書いている連載なので、グダグダなのは許してください。この連載で僕に興味を持っていただけた出版業界の方がもしいらっしゃいましたら、気軽にお声がけください。お仕事募集中です! 就活まだ何もうまくいっていないので時間だけはたっぷりあります! お仕事ください!泣
では、またどこかでお会いしましょう。ありがとうございました!

