どうも、こんばんは。俊介です。本日二回目の更新ですね。実は今、隣に田中がいます笑。

 大学で、例の録音を田中に聞かせてみました。寝言録音アプリを僕に勧めたのは、田中ですからね。責任は取ってもらわないと。

 録音を聞いた田中の第一声は「よくわからん」でした。僕もわかんねぇですよ。しかし僕以外の誰かの声が録音されていることは明白。問題は、その声の主が誰なのか、という話ですね。僕は絶対にロコちゃんだと思うんですけど、田中の反応はいまいちですね。「おまえの声じゃね?」とふざけたこと言われたので、田中のことを家まで引っ張って来ました。実際にあの声を聞けば、田中だって怪奇現象と認めざるを得ないでしょう。

 田中はホラーやオカルトに詳しいわりに、あまりオカルトじみた話を信じていないようです。あくまでフィクションとして消費している感じらしいです。これは僕と同じですね。これまでに幽霊も見たことなければ、不可思議な体験をしたこともないそうで。ちょっと相談相手を間違えたような気もしますが、仕方がない。こうなったら、とことん田中を巻き込んでやりますよ!

 田中は現在、ローテーブルに置かれたロコちゃんぬいぐるみを観察しています。「なにこれ。毛の妖怪?」と失礼極まりないセリフを吐いています。それは「聖女ですが冒険者を目指します!」に登場する主人公リリアの相棒である使い魔ロコちゃんだと説明したのですが、あまり理解していないようで。どうもライトノベルには興味ないらしいです。そういえば、まだ四巻購入できていないんですよね。はやく続き読みたいんですけど。

 狭いワンルームではありますが、今夜は田中をここに泊めようと思います。実際にしゃべるロコちゃんを見せて(見られるかどうかはわかりませんけど)、この恐怖に巻き込んでやろうと思います。

 というわけで、今夜も録音アプリを起動して寝てみます。またなにか変な声が録音されてたら嫌だなぁ。しかし僕にはしゃべるぬいぐるみの謎を解明するという使命がありますので頑張りますよ。

 ではまた次回の更新をお楽しみに!