タイトル:
『SANチェック失敗してアイデア成功しちゃった話』

投稿者:
ポン吉

投稿日:
2025/10/25


 えっとすまん、今日ここに書くのはおれの話じゃない。
 ぶっちゃけこれスレチじゃね?って気がしないでもないんだけど、気づいちゃったらどうしようもなくなって……ていうかここしか書くとこないんで書かせてくれな。
 とりあえずコテハンは適当にポン吉ってしておく。たぬき大好きだから。

 おれ、このサイトの怪談読むのが大好きで、毎日いっぱい読んでる人間。で、ここ数日は仕事が忙しくて(サラリーマンしてます、ハイ)あんまり読めてなかったんだけど……。
 最近の投稿のいくつか読んでて気づいちゃったことがある。



 2025/10/15投稿の『みみさん人形の話』。
 2025/10/17投稿の『とあるWEB小説家の話』。
 2025/10/18投稿の『妻がおかしくなってしまった話』。
 2025/10/20投稿の『幼馴染の様子がおかしい話』。



 これ、全部、繋がってね?
 つか、みみさん人形の話を投稿したもちごめ=ナミさんって、幼馴染の様子がおかしい話を投稿したホウキボシの幼馴染のサキさんと同一人物なんじゃねーかって気がめっちゃするんだが……?
 ナミさんがこの件を投稿してから、次々関連する話が立て続けに投稿されてるわけ。めっちゃ作為的なものを感じる。これが、特定個人の創作だっていうならいいんだけど、もし何か、やばい呪いが引き寄せられて拡散されてる結果だったとしたら。
 つーか、妻がおかしくなってしまった話、でアップされてる【フェルトと毛糸で作った黒髪おかっぱの女の子の人形】と、幼馴染の様子がおかしい話でアップされてる【布でできたおかっぱに赤い着物の女の子の人形】がめっちゃ似てるの、気のせいじゃないよな?これ、コメントで指摘してた奴もいたし、気づいてる人いるよな?
 おれはホウキボシが言ってるように人形が真っ黒に見えるとかはないけどさ。これが全部同じ種類の人形であり、繋がってると仮定すると、いろいろ見えてくることがあるんじゃないか?
 恐らく、WEB小説家のKが話してたっつー、やばい因習の村。それが、多分深代村ってところだったんだろう。
 深代村を作ったのは、三つの御三家。稲生家、我妻家、草野家だった。このうちの我妻家ってのが、妻がおかしくなってしまった話の投稿者の奥さんが引いてる血筋だったんだろう。よくよく見れば、アガツマって名前出てるしな。
 この三つの家が何かを呼んじゃったのか、やらかしたのかはわからん。でも、何かヤバイ儀式を慣習的にやってたってことなんだろう。

 その儀式ってのが、十歳の女の子を一人生贄にするってものだった。

 推察するに、Aという家があったとして、Aの家の祖母の代で一人、娘の代で一人、孫の代で一人――くらいのペースで、十歳になった女の子を捧げなければいけないルールがあったんじゃないのかな。
 その儀式ってのが、小さい人形を女の子の子宮に無理やり詰め込んで破裂させて、次の人形を生み出させる=生まれ変わらせるってものだった。妻がおかしくなった話、の投稿者である砂時計さんはマジでファインプレーだったんだと思う。もう少しで、娘ちゃんが犠牲になるところだったんだろうから。
 深代村は、何かの呪いか天災か、既になくなってしまっている。住人もまるごとお陀仏だったんだろう。
 問題は、深代村を出た人が結構いたっぽいこと。恐らくは、ナミちゃん友達であるカナコちゃんのお祖母ちゃんの親かだれかが、深代村の出身だった。でもって、御三家のいずれかの血を引き継ぐ人だった。人形は恐らく、その御三家筋に代々引き継がれるものとかだったんじゃないだろうか。
 人形そのものが呪物なのか、その象徴でしかないのかはわからない。
 でもそれそのものが呪物って可能性は結構ありそうだ。カナコちゃんの家に遊びにいって、人形を触っただけのナミちゃんに良からぬ影響が出ているそうだから。

 で、ナミちゃんが幼馴染の男の子に語っていた、夢の中で人形が言っていたっつー言葉が以下の通り。



『そろそろ次の代を貰わねばならぬ』



『約束は果たされねばならぬ』



『我を生まれ変わらせよ。さもなくば、さもなくば』



 この様子からして、カナコちゃんは人形の呪いも何も知らなかったんだろう。もちろん、そんな残酷な儀式があることも。
 もしこの記事を読んだなら、ナミちゃん、それからホウキボシさんはAさん=カナコちゃんにちょっと確認してもらってほしい。お祖母ちゃんの代、つまりカナコちゃんのお祖母ちゃんの兄弟で、十歳で死んだ女の子がいなかったかどうか。もしいたのだとしたら、お祖母ちゃんの代ではその儀式を完了したということになる。
 それから、カナコちゃんのお父さんの兄弟の代だ。長女、長男、次男っていう三兄弟だったって聞いたけど、儀式が達成されているならもう一人死んだ女の子がいるはずなんだ。
 長女であるカナコちゃんの伯母さんは、お祖母ちゃんから人形を引き継ぐことを拒否してしまった。だから仕方なくお祖母ちゃんがまだ持っていたんだろう。
 問題は、その次の代、つまり伯母さん、伯父さん、カナコちゃんのお父さん――その下の子供達の中からも、恐らく一人以上犠牲者を出さないといけない状況だろうということ。なんで一人以上、なのかといえば、三兄弟で三つ家が別れているから、三つの家で一人ずつ要求される可能性もあるからなんだけど。ちなみに、子孫がいない家の場合どうなるのかは完全に不明だ。
 儀式を完了させず、人形を〝生まれ変わらせる〟ことをしなかったらどうなるのか?
 多分ろくなことにならない。次の代を貰わないと、さもなくば――みたいな脅し文句を人形が漏らしている。ひょっとしたらだけど、一定期間すぎると人形に触った人間全員が呪い殺されるとか、そういう可能性もあるんじゃないだろうか。もしくは、人形に触った中で、十歳以上の女性がランダムで死ぬとか、そういうこともあるかもしれない。

 これ、相当やばい話だぞ?
 正直書いてておれも「こんなことあるわけない、あってたまるか」って気持ちになってる。

 だってそうだろ、人形=呪いの数が現在、正確に何個ばら撒かれてるのかわからないんだ。
 深代村を出て生き残った人達。生き残ったのも、呪いを存続させるためであったならば?
 人形を持っている御三家の血を引き継ぐ者達は、えんえんと毎度毎度女の子を犠牲にして呪いを避けていかないといけない。でもって、それを知らずに儀式を完了しないと、人形にちょっと触っただけの者全員に呪いが降りかかるのだとしたら?
 とりあえず、ナミさんとホウキボシさん、この記事を読んでくれていることを願っている。
 読んでくれたのなら、頑張ってナミさんの友達のカナコちゃんに連絡を取って、家の状況を確認してもらってほしい。ご両親も人形については知らなかったみたいだけど、お父さんは元々は逆茂木町の人間だし、家族の状況についてはもう少し詳しく知っているかもしれないから。

 こんな残酷な儀式の犠牲者、増やしたいとは思えない。
 ただ、儀式をやらずに呪いを断つためには、呪いの根源がどこにあるのか、深代村の御三家はかつて何をやらかしたのか本格的に調べないといけない。そうでなければ除霊とか完全に無理ゲーだと思うから。
 おれもネットとかで調べてみるけど、多分おれが調べただけじゃ情報は出てこないんだと思う。
 だから、とにかく有識者頼む。あともし、他にも人形を持っているとか、深代村について知っているという人がいたら、その情報提供もどんどんここに書き込んでくれると嬉しいかも。必要ならば、情報まとめくらいはやらせてもらうし。
 よろしく。