ゴブリン新生    (続き・第二章)

異世界ファンタジー

ゴブリン新生    (続き・第二章)
作品番号
1762590
最終更新
2025/10/06
総文字数
0
ページ数
0ページ
ステータス
未完結
いいね数
0
わざと「ゴブリン」として異世界に転生した謎の男(?)モリオ。
盗賊狩りサバイバル生活を経て(ついでの偶然で町娘アルチェを救出)、ついに町で闘技場デビューを果たす。初戦はアルチェ(マネージャー)が仕組んだ女冒険者の格闘選手(アルチェから「どうせ見世物だから、あのアホゴブリンをぶちのめせ」と教唆)に圧勝して、観客たちの笑いをとることに成功。
(※前回までのあらすじ↑、以下は予定↓)。

「次は野獣とでも戦ってみます? それとも囚人や死刑囚と、懲罰や処刑の請負で見世物試合するとか?」

「アルチェ、お前わかってるな。俺もそのつもりだった」

「ふぁ? 本気ですか?」

調子良く上機嫌でやっていたら、何故か拗ねてふくれっ面のアルチェが突発で仕組んだ見世物勝負。娼婦のお姉さんたちと公衆の面前で対決になったり。
サイドビジネスで、闘技場付属の「穴闘士」までやりだし、腰まで穴に入って投げ銭され、女や子供と勝負ゲーム。棒で叩き合うモグラ遊戯のようだが、俺の名前はモリオなんだけどな!



(※ネタバレ↓)



やがて彼らを闘技場に訪れる「騎士道精神あふれる挑戦者」。

「ゴブリンが見世物商売して、いたいけない娘を奴隷に使役していると聞いた。私が勝てば、その娘(アルチェ)を解放して貰う」

「うん、いいね! 今すぐ「解放」しても構わないし、嫁に貰って面倒見てくれる?」

「は? 嫁? 冗談を言え、私は不幸な娘を解放して新しく人生やり直すチャンスを与えてやりたいだけだ。見知らないし義理もない、ましてやゴブリンの妾だった娘を正妻にする理由があると思うか?」

「うーん、さもありなん。その前には盗賊どもの慰み者にされてたっぽいけど。やっぱり誇り高い遍歴騎士はやんごとなく穢れないお姫様が嫁に欲しい? こんな身分の低い中古の町娘より、生真面目な正妻一本主義としてはそうだよなー」

「……口達者なゴブリンめ。その哀れな娘を解放しろ、と言っているんだ」

「お前が新しいマネージャーしてくれるなら今すぐ解放でもいいんだけど。なーに、ボーナスに将来の結婚の持参金くらいつけてやるさ。ぶっちゃけ、お前みたいな奴が来るのを待っていた」

おい、アルチェ?
なんでお前が涙目になってるんだ?

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