件名:Re:披露宴映像について問い合わせ
送信者:<Rêvaline事務局>
送信日:20xx年7月21日 11:17

柴田耕一郎様 さくら様

 先日は、Rêvalineにて挙式いただき、誠にありがとうございました。
 当日は晴天にも恵まれ、バルーンリリースの演出が映える素晴らしい青空でした。太陽もおふたりの門出を祝福してくれたのでしょう。
 新婦様からご両親あての手紙の朗読では、配膳スタッフも涙を堪えながらサーブを行っておりました。新郎様ご友人一同の替え歌とダンスの余興といい、多くの方に愛され祝福されるおふたりであることが伝わって参りました。おふたりの特別な一日にご協力できたことを、スタッフ一同、心より嬉しく思っております。

 さて、式の模様を録画したDVDをご親戚の皆様もご鑑賞いただけたとのこと、こちらも誠にありがとうございます。素敵な式の模様を遠方の皆様にもお届けできて、撮影スタッフも誇らしく思っております。

 お問い合わせのあった、キャンドルサービスの時に新婦様ご友人席に座っていた「ヴェール姿の女性」についてご回答いたします。

 最初に、当館の監視カメラおよび警備体制を確認したところ、ご懸念されているような不審者の侵入や映り込みは絶対にありえないことをお伝えいたします。ご安心くださいますようお願い申し上げます。
 該当テーブルのご友人に、ヴェールを着用していた方はいらっしゃらなかったとのこと、ご不安とご不審もごもっともかと思います。ですが、何も不思議なことではございません。

 Rêvalineはマリア様に見守られた式場です。幸せなおふたりを祝福するために、マリア様がこっそりと参列なさることはよくあることです。
 スタッフにとっても驚くようなことではありませんので、あえてありのままのお姿を映像に残したものです。むしろ、マリア様からの祝福はまたとない記念になるかと存じます。

 マリア様の御前で交わした永遠の愛の誓いを、どうか決してお忘れになりませんように。

 耕一郎様、さくら様の末永いお幸せを、スタッフ一同、心より祈っております。