ザワザワザワ…
「曇りってこともあるかもしれないけど…」
「嫌な雰囲気しかしないわね」
「やっぱり翆もそう思うか?」
「えぇ。すごく嫌な雰囲気」
俺と翆は心霊スポットとしても全国的に知れ渡っている月影村へ足を踏み入れた。月影村には色々な噂がある。村人は約100人ほど住んでいたと書物に記されているが、その村人が突如、全員跡形も無く消えたという話や、村人全員が何者かによって殺害されたという話などだ。どれも噂は噂であって、事実がどうかなどわからない。
「…ねぇ、優弥。これ、血じゃない?」
翆が村のある家の壁を指さしてそう言った。
見てみると、昔についた血がこびりついたような跡があった。
「なんで血が…?」
「…なんでだろうな、もしかしたら、普通に指とかを間違えて切ったりしてしまっただけかもしれないから、殺人が起こったとは断定できないけど…」
「この血の量は、人を殺したぐらいの量よ?」
「…殺人が起こったとはどこの資料にも書かれていなかったが」
「…隠蔽…」
「隠蔽?そんなことしたら、流石にどこかでバレてるだろ」
「そうよね…だけど、バレない隠蔽っていうものもあるのよ」
「どういうことだ?」
ガサガサ…
その時、後ろから誰かがこっちに向かってきてる音がした。俺らは腰から拳銃を抜き、構え、その音をよく聴く。
「…翆、もしこの音を出してる奴が姿を現しても、まだ撃つな。撃つ時は、合図を送る」
「わかったわ」
ガサガサ…ガサガサガサガサ…
音が近寄ってくる。俺たちは全神経を研ぎ澄ませ、そいつが姿を現すのを待つ。
「…あれぇ、こんなとこに人がおったん?」
「…!?」
「お前は…」
「翆、久しぶりやなぁ〜」
第五章 月影村 終わり
次回予告!
誰もいないはずの月影村で突如、姿を現した謎の人物。翆はその人物を知っているようだが…一体、その人物は誰なのか、なぜ月影村にいたのか。様々な謎が明かされる第六章!お楽しみに!
「曇りってこともあるかもしれないけど…」
「嫌な雰囲気しかしないわね」
「やっぱり翆もそう思うか?」
「えぇ。すごく嫌な雰囲気」
俺と翆は心霊スポットとしても全国的に知れ渡っている月影村へ足を踏み入れた。月影村には色々な噂がある。村人は約100人ほど住んでいたと書物に記されているが、その村人が突如、全員跡形も無く消えたという話や、村人全員が何者かによって殺害されたという話などだ。どれも噂は噂であって、事実がどうかなどわからない。
「…ねぇ、優弥。これ、血じゃない?」
翆が村のある家の壁を指さしてそう言った。
見てみると、昔についた血がこびりついたような跡があった。
「なんで血が…?」
「…なんでだろうな、もしかしたら、普通に指とかを間違えて切ったりしてしまっただけかもしれないから、殺人が起こったとは断定できないけど…」
「この血の量は、人を殺したぐらいの量よ?」
「…殺人が起こったとはどこの資料にも書かれていなかったが」
「…隠蔽…」
「隠蔽?そんなことしたら、流石にどこかでバレてるだろ」
「そうよね…だけど、バレない隠蔽っていうものもあるのよ」
「どういうことだ?」
ガサガサ…
その時、後ろから誰かがこっちに向かってきてる音がした。俺らは腰から拳銃を抜き、構え、その音をよく聴く。
「…翆、もしこの音を出してる奴が姿を現しても、まだ撃つな。撃つ時は、合図を送る」
「わかったわ」
ガサガサ…ガサガサガサガサ…
音が近寄ってくる。俺たちは全神経を研ぎ澄ませ、そいつが姿を現すのを待つ。
「…あれぇ、こんなとこに人がおったん?」
「…!?」
「お前は…」
「翆、久しぶりやなぁ〜」
第五章 月影村 終わり
次回予告!
誰もいないはずの月影村で突如、姿を現した謎の人物。翆はその人物を知っているようだが…一体、その人物は誰なのか、なぜ月影村にいたのか。様々な謎が明かされる第六章!お楽しみに!
