推しが隣に引っ越してきまして

俺の全部が好き——そうです。できないことも、泥臭さも、今の姿も、その過程も——私は、佑月くんのそのすべてが好きです。


「こんな面と向かってじっくり俺のファンの子の気持ちを聞けることないから、なんかすっごく嬉しっ。ありがと」
佑月くんが立ち上がって、ルンルン♪って冷蔵庫に向かう。
冷蔵庫を開けて私を振り返る。
「一杯だけ付き合って。ビールとサワー、どっちがいい?」