建物に入り、エレベーターでオフィスがある階まで上がる。
事務所がある階に着いて、エレベーターを降りる。前を歩く佑月くんについていく。
部屋に着いて、佑月くんが、部屋の電気を点ける。ぱっと明るくなる部屋。
「広……。」
40畳はありそう。
「ここ、事務所に泊まるときに使ってる部屋。」
隣の部屋のドアを開ける。そこは寝室で、広いベットが置いてあった。
佑月くんが鞄を放り出してソファーに寝転がる。
入り口のところで突っ立ってる私を見て笑う。
「何で固まってるの?」
「いや、私ここに来ていいのかと……。」
「大丈夫でしょ、凛ちゃんも好きにしていいよ。あ、」佑月くんが体を起こす。「冷蔵庫にプリンあるよ。食べる?」小声で悪戯っぽく言って、くしゃって笑う。眉間に皺が出来た。
