そうなのかも。 たとえ人助けでも、特定の女の人と何回かあって、親しくなって、それは、アイドルとしては間違ってるのかも。これを知ったら、傷つく人がたくさんいる。ひとりを助けることで、多くの人が悲しむ。でも、佑月くんの、その優しいところを否定することもきっと間違っている。 「そんなふうに、自分を否定しないで。」 佑月くんが、顔をあげて、少しびっくりした顔で私を見る。 「ありがとう」佑月くんがちょっと笑う。 「あ……では…。」 軽く頭を下げて、部屋に入る。