「え、タクシー?呼んでるけど全然来ない!ねえお願いまじで緊急なの!」
わかった〜ありがとごめんね〜。佑月くんが電話を切る。
「ごめん、起こしちゃった?」
佑月くんがちらって私を見る。パーカーのフードを被って、マスクをつけた佑月くん。
「てかごめん、勝手に車呼んじゃった。病院行く?よね?」
「すみませんありがとうございます……。」
優しい…なんでそこまでしてくれるの…。熱が出て弱っているのかもしれない、優しさが沁みて涙が出そうになる。今は人肌の温もりが一層ありがたい。
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