推しが隣に引っ越してきまして



頭を下げる。
会場が歓声と拍手に包まれる。


次は、最後、亮の挨拶。


「ちょっと待って初耳なんやけど」亮はぼろぼろに泣いていた。


「いや、ほんまに辞めへんくてよかったわ。


俺が佑月に、お前とじゃないとデビューせえへん、って言ったのはね、俺が、佑月のファンやったからですよ。


佑月のことが大好きやったからです。


佑月はねぇ、当時からほんまにかっこよかった。


なんかごめん、五万人の前で2人でいちゃいちゃしてるみたいやねんけど」


「ドーム私物化しないで〜」姫希が言う。


「ごめんごめん。いやけどほんまに、俺な、活動するなかでいろんなグループ見てきててんけど、俺らほどお互いがお互いのことを好きなグループってないと思うねん。


このグループはあったかい。


みんないい人たちなんですよ。
お互いがお互いを支えあったり、引っ張り上げたり、この人たちといると、なんかそういう良い循環が生まれる。
そうやって今日ここまでやってきた。このチームやったからこそここまでこれた。
俺は、このチームが、大好きです。だから、自信をもって、色んな人にオススメできる。胸を張って、W/Uはいいぞーって言える。
これってすごく幸せなことですよ。


これからも僕たちのこの、あったかい輪を、広げていけたらいいなと思います。


ドームに立つということは、一個の大きな目標ではありましたけど、ここがゴールではありませんから、あくまでも通過点として、そしてこれからも僕たちは僕たちらしく、色んな人を巻き込んで、幸せにしたいと思います。


本日はありがとうございました。」