■2026年、夏
佑月side
春はあっという間に過ぎ、夏が来た。
凛が漬けておいた塩きゅうりを冷蔵庫から取り出して、ひとつポリって食べる。
「うん!美味しい!」
それをリビングに持っていって、ぽりぽり食べる。
もう7時近くになるのに、窓の外はまだ明るく、空一面がオレンジに染まっている。
窓の外の夏模様の空、テレビの中では高校野球が流れ、その前でタンクトップにハーフパンツにお団子姿の凛がきゅうりの浅漬けを美味しそうに食べている。
夏だなぁ、と思った。
窓を閉めていても聞こえてくる蝉の鳴き声。
凛は「よしっ!ようしっ!」ってテレビに釘付け。
今日も言えそうにないなぁ。
ぽりぽりとこめかみを掻く。
佑月side
春はあっという間に過ぎ、夏が来た。
凛が漬けておいた塩きゅうりを冷蔵庫から取り出して、ひとつポリって食べる。
「うん!美味しい!」
それをリビングに持っていって、ぽりぽり食べる。
もう7時近くになるのに、窓の外はまだ明るく、空一面がオレンジに染まっている。
窓の外の夏模様の空、テレビの中では高校野球が流れ、その前でタンクトップにハーフパンツにお団子姿の凛がきゅうりの浅漬けを美味しそうに食べている。
夏だなぁ、と思った。
窓を閉めていても聞こえてくる蝉の鳴き声。
凛は「よしっ!ようしっ!」ってテレビに釘付け。
今日も言えそうにないなぁ。
ぽりぽりとこめかみを掻く。
