「佑月、最近凛ちゃん家ばっか行ってんのー?」
「うん大体そう」
「凛ちゃんはご飯つくってくれんの?」
「うん。めっちゃ美味いよ」
「よかったね。前は外食ばっかだったのにね」
「うん、だから痩せたのかな俺」
「どう?順調?」
「何それ」
「凛ちゃん最近会ってないなぁ〜。いい子だよね。まさか佑月と本当に付き合うことになるとは思わなかった。」
大樹とこういう話したことない。違和感しかなくてむずむずする。
「最近何したの?どういうことすんの?」
「めっちゃ聞くじゃん。この前凛の誕生日だったから旅館に泊まったよ。一棟貸切のやつ。どういうことするって何?何聞かれてんの俺」
「うわ旅行いいなぁ」
こいつまじで俺とお喋りしにきたんか。
