「あー佑月夜ごはん食った〜?」
大樹が帽子を取って髪を整えながらダイニングテーブルに座る。
「食ったに決まってんだろ今何時だと思ってんだよ」
0時すぎてんだぞ。なんなら寝るところだったわ。
「なんか腹減ったなぁ」
大樹が呟く。
「知らんわ。てかお前何しにきたんだよ。」
「佑月ごはん食べてなかったら一緒に食べようと思って」
「だからなんでなんそれは?自分の家じゃだめだったんか?」
「いいじゃん、たまには一緒に食べよ〜」
「なんだそれ意味わからん。俺は寝るぞ」
大樹がスマホをいじる。「ん〜優先配達にしよ」
うわ、Uber頼もうとしてる。


俺は歯ブラシをとりに洗面台に行く。