最後のデザートを食べ終え、机の上が綺麗に片される。広い部屋にふたりきりになった。


こたつに移動して、2人で入る。
「お茶飲む?」
「ん?」
佑月くんは私の言ったことにはちっとも耳を傾けていない様子で、私の顔をじっと見ている。


じっと見られると、なんか居心地がわるい。
「なに……?」
「ん〜?」佑月くんが私の頭を撫でる。
「かわいいなあって。」


机の上に置いていた手をぎゅっと握りしめる。