「凛、茄子好きでしょ。こっち食べな。」佑月くんが机の上の料理を取り分けてくれる。
「ありがとう。」
「美味しい?」
「うん美味しい!」
「ね〜♪」
佑月くんが私の頭を撫でる。
「何見せられとんねん俺は。」
正面に座る亮ちゃんが頬杖をつきながら言う。
「そんな気味悪そうな顔すんなよ。」佑月くんが言う。「あ、亮ちゃんも食べるー?」って言いながら亮ちゃんの分をよそう。
「気味悪いわ。佑月がそんなデレデレしてるところ初めて見た。昔はあんなに誰彼構わず噛みついてたお前が……。」
「いつの話してんだよ。」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…