推しが隣に引っ越してきまして



佑月side


側にくる人の気配。反射的に抱きしめる。凛にしては少し体が硬いような……。
「俺は宮部じゃありません!」
体を突き飛ばされて目が覚めて、そこで俺は凛じゃなくて眞鍋を抱きしめていたことに気づく。


「げ。」
なんでお前がここに?
眞鍋がゴミ箱に捨ててあるケーキの箱を見て「チッ」って舌打ちをした。