推しが隣に引っ越してきまして





お決まりの金曜日、居酒屋。目の前には奈緒ちゃん。


「通夜か?。」
奈緒ちゃんが呆れた顔をする。
私は卓に備え付けのペーパーティッシュでブフーーー!って鼻を噛む。
「ずっとメソメソメソメソ……。」
はぁ……、って奈緒ちゃんがため息をつく。
「よし、行こっ。」
「へ、どこに?」
「相席居酒屋」
「は。」
「男を忘れるには新しい男!」