「お名前は??」
佑月くんが、パァ……!と顔を明るくして聞いてくる。
「あ、えっと、凛です」
「凛ちゃん。いつもありがとう。」
佑月くんが柔らかい笑顔で笑う。
ひぃ……。佑月くんに名前呼ばれた。
「なんで、こんなところにいるんですか?」
「あー…今、ドラマの撮影中で……撮影期間だけ、近いとこに家借りて住むことにしたの。二拠点生活的な?あれ?ドラマ決まったってもう言っていいんだっけ?やべ、今の聞かなかったことにして。」
佑月くんが、えへっ、って笑う。
それから、佑月くんが一瞬真顔になって、私の髪に手を伸ばす。私の髪飾りに触れる。あの日もつけていた、青い髪飾り。
「俺の色。可愛いね。」
佑月くんが微笑む。
息が、とまる。
1週間前、ライブで見た景色がフラッシュバックする。あの時も十分近かったのに、今日はそれよりもっと近い距離。
鼓動が、早くなる。
佑月くんが、私の家の表札を見る。
「502……?あ、俺部屋間違えた。」壁に寄りかかっていた佑月くんが体を起こす。
「じゃあお隣さんだ。」
「はっ?」
「俺、501。」
佑月くんが、くしゃって笑った。
「よろしく、期間限定お隣さん。」
佑月くんが、パァ……!と顔を明るくして聞いてくる。
「あ、えっと、凛です」
「凛ちゃん。いつもありがとう。」
佑月くんが柔らかい笑顔で笑う。
ひぃ……。佑月くんに名前呼ばれた。
「なんで、こんなところにいるんですか?」
「あー…今、ドラマの撮影中で……撮影期間だけ、近いとこに家借りて住むことにしたの。二拠点生活的な?あれ?ドラマ決まったってもう言っていいんだっけ?やべ、今の聞かなかったことにして。」
佑月くんが、えへっ、って笑う。
それから、佑月くんが一瞬真顔になって、私の髪に手を伸ばす。私の髪飾りに触れる。あの日もつけていた、青い髪飾り。
「俺の色。可愛いね。」
佑月くんが微笑む。
息が、とまる。
1週間前、ライブで見た景色がフラッシュバックする。あの時も十分近かったのに、今日はそれよりもっと近い距離。
鼓動が、早くなる。
佑月くんが、私の家の表札を見る。
「502……?あ、俺部屋間違えた。」壁に寄りかかっていた佑月くんが体を起こす。
「じゃあお隣さんだ。」
「はっ?」
「俺、501。」
佑月くんが、くしゃって笑った。
「よろしく、期間限定お隣さん。」
