======== この物語はあくまでもフィクションです =========
============== 主な登場人物 ================
辻友紀乃・・・鍼灸師。柔道整復師。高校の茶道部後輩、幸田仙太郎を時々呼び出して『可愛がって』いる。
蓮根信一・・・辻鍼灸治療院の常連。
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私の名前は辻友紀乃。
辻は、所謂通り名。そして、旧姓。戸籍上は「大下」。
旦那は「腹上死」した。嘘。
本当は、がんだった。
膵臓がん、って奴だ。
私は、鍼灸師で柔道整復師だ。
お馴染みさんは、これでも多い方だ。
今日も、「お馴染みさん」の話。
針を刺しながら、蓮根に言った。
「どや、アレルギーとか咳風邪か?」
「もう、大丈夫です。ありがとうございます。」
「しかし、災難続きやなあ、市橋総理も。」
「就任後、ずうっとですからね、揶揄されるの。あれ、なんでしょうね。偽の専門家まで用意して石油無くなるって嘘つかせて。」
「嫉妬心やな。それと、コンプレックス。オマケに妄想癖。あんの無いあんパンや。それと、へんこ。」
「へんこ。久しぶりに聞きますね」
「偏屈に頑固で、へんこや。何遍失敗してんねん。海の向こうの親分といい、日本でスパイしてる子分といい。自分らが挑発されたらナニオーってなるから、相手も挑発したらナニオーってなると思ってる。ナニオー星人やな。」
「宇宙人でしたか。」
「そや。その内、ヒーローに光線浴びせかけられるかキックして爆発や。」
「そんな、特撮ドラマみたいに行きます?」
「いかへんな。でも、総理は我々のヒーローや。ガソリン暫定税率、半世紀以上の、とりあえずの政策、ずっとやってたんやからな。前の万博やで。1970年頃の暫定。アホ草。とりあえずで半世紀。それを簡単に終らせただけでもヒーローや。」
「僕のヒーローは先生です。「先生、好きです。」
「皆、そういう。口説いてもオマケないで。」
ウチの客は、冗談が好きや。私が『調教』してるからな。
―完―


