2025-10-09
『夢の恋』
いつまでも苦手だな。
夢の中で見ず知らずの人と仲良くなって
これから恋愛に発展していくのだろうと
思うタイミングでいなくなられてしまい。
その悲しみを抱きつつ
夢が覚めてしまうから。
寂しくて泣いてしまう。
会いたいと思っているとしても
どんな人だったか薄れてゆく夢。
会いたい会いたいと強く願うほど
その人の思い出が無くなっていく。
まるでクレヨンしんちゃんの作品である
「夕陽のカスカベボーイズ」に出ていた
あの女の子に対し抱く恋心のようなもの。
僕は何度もそんな夢を見る。
誰か分からない人に恋抱き。
夢が覚めて一頻りの恋に
終止符を打たれてしまう。
夢も現実のように続けばいいのに。
違うシチュエーションではなくて。
当たり前だと思う日常が夢の中でもあれば
きっとこうして悲しくなることもなかろう。
けれど夢は、僕を突き放す。
駅のホームで待ち合わせをした子も
公園の広場で待ち合わせをした子も
僕のもとへと来てくれることはなく。
夢が覚めると、見慣れた部屋に1人。
ただ溢れ出る涙をそのままにしつつ。
さっきの待ち合わせ場所がどこなのか
調べようとスマホを探しているうちに
もう何の夢だったのかを覚えていない。
ただ、頬を伝う涙だけが残る。
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『夢の恋』
いつまでも苦手だな。
夢の中で見ず知らずの人と仲良くなって
これから恋愛に発展していくのだろうと
思うタイミングでいなくなられてしまい。
その悲しみを抱きつつ
夢が覚めてしまうから。
寂しくて泣いてしまう。
会いたいと思っているとしても
どんな人だったか薄れてゆく夢。
会いたい会いたいと強く願うほど
その人の思い出が無くなっていく。
まるでクレヨンしんちゃんの作品である
「夕陽のカスカベボーイズ」に出ていた
あの女の子に対し抱く恋心のようなもの。
僕は何度もそんな夢を見る。
誰か分からない人に恋抱き。
夢が覚めて一頻りの恋に
終止符を打たれてしまう。
夢も現実のように続けばいいのに。
違うシチュエーションではなくて。
当たり前だと思う日常が夢の中でもあれば
きっとこうして悲しくなることもなかろう。
けれど夢は、僕を突き放す。
駅のホームで待ち合わせをした子も
公園の広場で待ち合わせをした子も
僕のもとへと来てくれることはなく。
夢が覚めると、見慣れた部屋に1人。
ただ溢れ出る涙をそのままにしつつ。
さっきの待ち合わせ場所がどこなのか
調べようとスマホを探しているうちに
もう何の夢だったのかを覚えていない。
ただ、頬を伝う涙だけが残る。
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