2025-10-12
『照れくさくてさ』
「少し話したい」とは恥ずかしくて言えず
「少し歩きたい」と言って君の時間を奪う。
デート終わり、駅前で解散をしようかと
君が私を気遣ってくれたのだろうけれど。
もう少し君と一緒に居たくて
でも言葉にはできそうもなく。
「少し歩きたい」と言っていた。
「いいよ、歩こう」と君は言う。
大勢が駅に向かってくるのに対し
私と君は反対方向に歩みを進めた。
「ごめんね、予定とかなかった?」と聞くと
「恋人との予定以上なんてないよ」と言われ。
「えへへ」と照れて笑ってしまう。
こんなに素直に言葉として伝えられる君を
心底尊敬してならないし見習いたいと思う。
「どうして歩きたかったの?」と君が言った。
「えっとね、うーん」と素直に言えないまま。
「何かを話そうと思ったんだけどね」
「何を話そうか忘れちゃったみたい」
そう言う私に対して君は笑顔を向け
「ドジだな、可愛い」と言ってくれ。
「えへへ」と照れて笑ってしまう。
本当は話したかったことなんてないし
理由は一緒にいたいだけなのだけれど。
それを素直に伝えようとすると喉が
締め付けられるような感じで言えず。
「ドジだね、私。嫌になっちゃう」と言うと。
「そこも含めて可愛いと思うよ」と君は言う。
「そこも含めて」という言葉が胸に響く。
その他も可愛いと言われてる様で嬉しい。
まるで星空がキラキラと輝いているみたいに
私の胸の中もキラキラと輝いているみたいな。
言葉1つで人をときめかせるなんて
やはり素直に勝るものはないと思う。
「私ね、歩きたかった理由、思い出した」
少し歩みを止め、君に視線を向けながら。
「もう少し、君と話したかった」と言った。
そう言うと君は嬉しそうな表情をしながら。
「良かった、僕も思ってたところ」
「お揃いだね、考えていることが」
微笑み隠せない君がそう言うから
「えへへ」と照れて笑ってしまう。
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『照れくさくてさ』
「少し話したい」とは恥ずかしくて言えず
「少し歩きたい」と言って君の時間を奪う。
デート終わり、駅前で解散をしようかと
君が私を気遣ってくれたのだろうけれど。
もう少し君と一緒に居たくて
でも言葉にはできそうもなく。
「少し歩きたい」と言っていた。
「いいよ、歩こう」と君は言う。
大勢が駅に向かってくるのに対し
私と君は反対方向に歩みを進めた。
「ごめんね、予定とかなかった?」と聞くと
「恋人との予定以上なんてないよ」と言われ。
「えへへ」と照れて笑ってしまう。
こんなに素直に言葉として伝えられる君を
心底尊敬してならないし見習いたいと思う。
「どうして歩きたかったの?」と君が言った。
「えっとね、うーん」と素直に言えないまま。
「何かを話そうと思ったんだけどね」
「何を話そうか忘れちゃったみたい」
そう言う私に対して君は笑顔を向け
「ドジだな、可愛い」と言ってくれ。
「えへへ」と照れて笑ってしまう。
本当は話したかったことなんてないし
理由は一緒にいたいだけなのだけれど。
それを素直に伝えようとすると喉が
締め付けられるような感じで言えず。
「ドジだね、私。嫌になっちゃう」と言うと。
「そこも含めて可愛いと思うよ」と君は言う。
「そこも含めて」という言葉が胸に響く。
その他も可愛いと言われてる様で嬉しい。
まるで星空がキラキラと輝いているみたいに
私の胸の中もキラキラと輝いているみたいな。
言葉1つで人をときめかせるなんて
やはり素直に勝るものはないと思う。
「私ね、歩きたかった理由、思い出した」
少し歩みを止め、君に視線を向けながら。
「もう少し、君と話したかった」と言った。
そう言うと君は嬉しそうな表情をしながら。
「良かった、僕も思ってたところ」
「お揃いだね、考えていることが」
微笑み隠せない君がそう言うから
「えへへ」と照れて笑ってしまう。
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