別れて3ヶ月経ったある日。
スマホに、見覚えのあるアカウントからメッセージが届いた。
「※これは元彼による、反省の記録です」
というタイトルと共に、1通目のPDFファイル。
開くと、そこにはこう書いてあった。
《謝罪日記1日目》
今日の反省:LINEの既読をつけて放置した回数、数えたら37回。
→もう自分を殴りたい。てか、殴っておいた。右手が少し痛い。
思い出したこと:君が寝る前に「おやすみ」って送ってきたやつ、たぶん俺、無視してゲームしてた。
→ほんと最低。二度寝できないくらい後悔してる。
思わず笑ってしまった。
「なんで反省文にツッコミまで入ってんの?」
そこから、毎晩0時になると1通ずつ謝罪日記が届いた。
「君の作るオムライスの“ハートケチャップ”に、なぜ俺は無表情だったのか」
「誕生日に3日遅れてプレゼント渡した理由:宅配便のせいにしたが、本当は忘れてた」
「深くお詫び申し上げます」
...笑いながら、気づいた。
あの頃、私が「傷ついた」って伝えられなかったことを、彼は今さら全部拾ってる。
そして30日目――
最後の謝罪日記が届いた。
《謝罪日記30日目》
これが最後の反省。
君と別れてから、笑うことが減った。でも、謝罪日記を書いてる間だけは笑ってた。
それって、君の事が、心のどこかでまだ好きなんだと思う。
もう一度やり直してくれとは言わない。
でも、もし許してくれたら、次は感謝日記を書かせてほしい。
君に「ごめん」ばかりじゃなく、「ありがとう」を伝えたいから。
泣きながら、笑ってしまった。
未練かどうかはわからない。
でも、「この人と一緒にいるときの私、よく笑ってたな」って思い出した。
そして返信した。
「まずは、笑わせてくれてありがとう。とりあえず、感謝日記1日目、読ませて」
スマホに、見覚えのあるアカウントからメッセージが届いた。
「※これは元彼による、反省の記録です」
というタイトルと共に、1通目のPDFファイル。
開くと、そこにはこう書いてあった。
《謝罪日記1日目》
今日の反省:LINEの既読をつけて放置した回数、数えたら37回。
→もう自分を殴りたい。てか、殴っておいた。右手が少し痛い。
思い出したこと:君が寝る前に「おやすみ」って送ってきたやつ、たぶん俺、無視してゲームしてた。
→ほんと最低。二度寝できないくらい後悔してる。
思わず笑ってしまった。
「なんで反省文にツッコミまで入ってんの?」
そこから、毎晩0時になると1通ずつ謝罪日記が届いた。
「君の作るオムライスの“ハートケチャップ”に、なぜ俺は無表情だったのか」
「誕生日に3日遅れてプレゼント渡した理由:宅配便のせいにしたが、本当は忘れてた」
「深くお詫び申し上げます」
...笑いながら、気づいた。
あの頃、私が「傷ついた」って伝えられなかったことを、彼は今さら全部拾ってる。
そして30日目――
最後の謝罪日記が届いた。
《謝罪日記30日目》
これが最後の反省。
君と別れてから、笑うことが減った。でも、謝罪日記を書いてる間だけは笑ってた。
それって、君の事が、心のどこかでまだ好きなんだと思う。
もう一度やり直してくれとは言わない。
でも、もし許してくれたら、次は感謝日記を書かせてほしい。
君に「ごめん」ばかりじゃなく、「ありがとう」を伝えたいから。
泣きながら、笑ってしまった。
未練かどうかはわからない。
でも、「この人と一緒にいるときの私、よく笑ってたな」って思い出した。
そして返信した。
「まずは、笑わせてくれてありがとう。とりあえず、感謝日記1日目、読ませて」

