アナウンサー
「みなさん、こんにちは!今日は、街で出会った素敵な家族をご紹介します。
わぁ、広いお家ですね。」
母親
「ありがとうございます。すみません、散らかってますが。」
父親
「ようこそ。さぁ、あがってください。お茶用意してますからね」
子供(長女)
「テレビの人だ!すご~い!アヤ、有名人になったぁ!」
母親
「フフッ。ごめんなさい、はしゃいじゃって。」
アナウンサー
「いえいえ!可愛いお子さんですねぇ。名前はなんて言うの?」
子供(長女)
「…えっ、名前?アヤです。」
母親
「人見知りなんですよ。もう五歳だし、しっかりしないと…」
アナウンサー
「偉いですよ!知らない人にしっかりと名前を言えるなんて。」
父親
「いえ、特にすごくもありません。どうか、お気になさらずに。」
母親
「あなた!テレビの人に冷たい態度を見せないでよ!」
父親
「ははは。冗談ですよ~‼うちの子は世界一すごいですからね」
子供(長女)
「アヤ、褒められているの?」
アナウンサー
「面白いご家族ですね~。微笑ましいです」
その時、子どもの泣き声が聞こえる。
「お子さんがもう一人、いらっしゃるのですか?」
母親
「ええ。名前は…○○っていいます。」
アナウンサー
「へぇ。男の子なんですね。」
父親
「はい!よく泣く子でね。すごく元気なんですよ!ははは。」
母親
「もう!…お茶を飲みながら雑談でもしましょうか。」
アナウンサー
「おしゃれなリビングですね。みなさん、こちらに男の子がいます」
父親
「よぉし、よぉし、○○‼お前は将来、元気で強い子になるんだぞ!」
母親
「やめてよ。これ、全国テレビなんですよね。ほら、親ばかみたいじゃない」
アナウンサー
「こちら(テレビ側)は面白い画が撮りたいので、大丈夫ですよ」
父親
「じゃあ、お笑い芸人みたいにふざけてもいいんですか?」
子供(長女)
「わぁ~い!アヤ、テレビの人だぁ!いっぱいふざけちゃお」
アナウンサー
「私としてはたくさんふざけてほしいのでね。お願いします!」
母親
「じゃあ、私がツッコミってことですか?すみません、私まで」
アナウンサー
「それでお願いします!お父さん、アヤちゃん、精一杯ボケてくださいよ」
母親
「やだ、恥ずかしい。あんたたち、ホントにやるの?」
父親・子供(長女)
「やるよ‼」
アナウンサー
「じゃあ、ギャグみたいのをお願いします!」
父親
「あ~そりゃ、恥ずかしいな~。無理です☆ミ」
母親
「先にやりたいって言ったのはどっちよ!」
アナウンサー
「いいかんじですよ!」
父親
「ラーメン、イケメン、僕つけめん」
母親
「逆!全然だめじゃね~か」
アナウンサー
「おぉ~!面白いですよ」
母親
「やめましょうよ、恥ずかしい。今日はちゃんとメイクしてきたのに」
子供(長女)
「ママ、メイクしないとシワいっぱいだからね。」
母親
「馬鹿!そんなこと言わないでよ…。これ、日本のみんなが見るテレビだからね」
父親
「ははは。メイクをしないとシミも…」
母親
「うるさい!すみません、この子たち、余計な事ばっかり言って…」
アナウンサー
「いつもこんな感じなんですか⁉憧れます。温かい家庭の雰囲気がして」
母親
「いつもこんな感じなんですよ。呆れる限りです。」
父親
「お茶、片付けますね。」
アナウンサー
「すみません、お願いします。『滝沢さん』ありがとうございました‼」
アナウンサーが家を去る。
××××××××××××××××××××××××××××××××
母親
「バレなくてよかったですね」
アヤ
「お父さま、私のこと、バレましたらどうするのですか?」
父親
「アナウンサーを殺して、逃げるしかないな。お前、しっかりしろよ」
母親
「わかりました、私たち一家が捕まることは永遠にないでしょう」
父親
「うるせぇ!お前ら、変なこと言ってんじゃねぇよ!アヤもそうだ‼」
母親
「貴方様、おやめください。アヤは傷つけないでください!」
父親
「黙れ!アヤは、『俺たちの子じゃない』からだ。○○には、こんなことしない」
母親
「貴方様、『恵吾』の事は、どう思うのですか」
アヤ
「恵吾君は、傷つけないでください」
父親
「お前はどうして恵吾を守る?」
アヤ
「恵吾君は、私と似たような子です。○○様は、私とは違います」
父親
「お前、○○のことは悪く言うじゃねぇぞ‼馬鹿野郎」
母親
「○○は、私と貴方様との間に生まれた子供です。とても大事なのです、アヤ」
アヤ
「では、私と恵吾君は、大事ではないのでしょうか」
父親
「恵吾はお前と違う。恵吾は俺とマイカとの間に生まれたんだ。アヤは全くの別物だ。俺の子でもないし、サナ(母親の名前)の子でもない。俺たちが、お前を買ったんだ。」
母親
「貴方様、どうかおやめください。これ以上、アヤの心を傷つけないでください」
父親が母親を殴る。
アヤ
「では、その…マイカ、という人は誰なのでしょうか」
母親
「雅人(父親の名前)様の彼女様です。」
父親
「お前より、マイカの方が美人だ。お前を捨てる」
母親
「嗚呼、おやめください。私を捨てないでください!お願いします。私にはもう何もありません。○○とアヤと貴方様しかいないのです!」
父親
「恵吾の名前を忘れるんじゃない‼アヤの名前は呼ぶな、一生だ」
母親の叫ぶ声。アヤの泣く声。そして、父親の恐ろしい目。
「みなさん、こんにちは!今日は、街で出会った素敵な家族をご紹介します。
わぁ、広いお家ですね。」
母親
「ありがとうございます。すみません、散らかってますが。」
父親
「ようこそ。さぁ、あがってください。お茶用意してますからね」
子供(長女)
「テレビの人だ!すご~い!アヤ、有名人になったぁ!」
母親
「フフッ。ごめんなさい、はしゃいじゃって。」
アナウンサー
「いえいえ!可愛いお子さんですねぇ。名前はなんて言うの?」
子供(長女)
「…えっ、名前?アヤです。」
母親
「人見知りなんですよ。もう五歳だし、しっかりしないと…」
アナウンサー
「偉いですよ!知らない人にしっかりと名前を言えるなんて。」
父親
「いえ、特にすごくもありません。どうか、お気になさらずに。」
母親
「あなた!テレビの人に冷たい態度を見せないでよ!」
父親
「ははは。冗談ですよ~‼うちの子は世界一すごいですからね」
子供(長女)
「アヤ、褒められているの?」
アナウンサー
「面白いご家族ですね~。微笑ましいです」
その時、子どもの泣き声が聞こえる。
「お子さんがもう一人、いらっしゃるのですか?」
母親
「ええ。名前は…○○っていいます。」
アナウンサー
「へぇ。男の子なんですね。」
父親
「はい!よく泣く子でね。すごく元気なんですよ!ははは。」
母親
「もう!…お茶を飲みながら雑談でもしましょうか。」
アナウンサー
「おしゃれなリビングですね。みなさん、こちらに男の子がいます」
父親
「よぉし、よぉし、○○‼お前は将来、元気で強い子になるんだぞ!」
母親
「やめてよ。これ、全国テレビなんですよね。ほら、親ばかみたいじゃない」
アナウンサー
「こちら(テレビ側)は面白い画が撮りたいので、大丈夫ですよ」
父親
「じゃあ、お笑い芸人みたいにふざけてもいいんですか?」
子供(長女)
「わぁ~い!アヤ、テレビの人だぁ!いっぱいふざけちゃお」
アナウンサー
「私としてはたくさんふざけてほしいのでね。お願いします!」
母親
「じゃあ、私がツッコミってことですか?すみません、私まで」
アナウンサー
「それでお願いします!お父さん、アヤちゃん、精一杯ボケてくださいよ」
母親
「やだ、恥ずかしい。あんたたち、ホントにやるの?」
父親・子供(長女)
「やるよ‼」
アナウンサー
「じゃあ、ギャグみたいのをお願いします!」
父親
「あ~そりゃ、恥ずかしいな~。無理です☆ミ」
母親
「先にやりたいって言ったのはどっちよ!」
アナウンサー
「いいかんじですよ!」
父親
「ラーメン、イケメン、僕つけめん」
母親
「逆!全然だめじゃね~か」
アナウンサー
「おぉ~!面白いですよ」
母親
「やめましょうよ、恥ずかしい。今日はちゃんとメイクしてきたのに」
子供(長女)
「ママ、メイクしないとシワいっぱいだからね。」
母親
「馬鹿!そんなこと言わないでよ…。これ、日本のみんなが見るテレビだからね」
父親
「ははは。メイクをしないとシミも…」
母親
「うるさい!すみません、この子たち、余計な事ばっかり言って…」
アナウンサー
「いつもこんな感じなんですか⁉憧れます。温かい家庭の雰囲気がして」
母親
「いつもこんな感じなんですよ。呆れる限りです。」
父親
「お茶、片付けますね。」
アナウンサー
「すみません、お願いします。『滝沢さん』ありがとうございました‼」
アナウンサーが家を去る。
××××××××××××××××××××××××××××××××
母親
「バレなくてよかったですね」
アヤ
「お父さま、私のこと、バレましたらどうするのですか?」
父親
「アナウンサーを殺して、逃げるしかないな。お前、しっかりしろよ」
母親
「わかりました、私たち一家が捕まることは永遠にないでしょう」
父親
「うるせぇ!お前ら、変なこと言ってんじゃねぇよ!アヤもそうだ‼」
母親
「貴方様、おやめください。アヤは傷つけないでください!」
父親
「黙れ!アヤは、『俺たちの子じゃない』からだ。○○には、こんなことしない」
母親
「貴方様、『恵吾』の事は、どう思うのですか」
アヤ
「恵吾君は、傷つけないでください」
父親
「お前はどうして恵吾を守る?」
アヤ
「恵吾君は、私と似たような子です。○○様は、私とは違います」
父親
「お前、○○のことは悪く言うじゃねぇぞ‼馬鹿野郎」
母親
「○○は、私と貴方様との間に生まれた子供です。とても大事なのです、アヤ」
アヤ
「では、私と恵吾君は、大事ではないのでしょうか」
父親
「恵吾はお前と違う。恵吾は俺とマイカとの間に生まれたんだ。アヤは全くの別物だ。俺の子でもないし、サナ(母親の名前)の子でもない。俺たちが、お前を買ったんだ。」
母親
「貴方様、どうかおやめください。これ以上、アヤの心を傷つけないでください」
父親が母親を殴る。
アヤ
「では、その…マイカ、という人は誰なのでしょうか」
母親
「雅人(父親の名前)様の彼女様です。」
父親
「お前より、マイカの方が美人だ。お前を捨てる」
母親
「嗚呼、おやめください。私を捨てないでください!お願いします。私にはもう何もありません。○○とアヤと貴方様しかいないのです!」
父親
「恵吾の名前を忘れるんじゃない‼アヤの名前は呼ぶな、一生だ」
母親の叫ぶ声。アヤの泣く声。そして、父親の恐ろしい目。



