私は、人の気持ちを理解できない。
 私は、誰にも必要とされない。
 私には、取り柄がない。
 私は、いてもいなくても変わらない。
 
 そんなふうに言われた。
 だから、私は『空白』を作った。

 なのに、なんで探そうとしてくるの?

一章 成功の鍵
二章 約束の糸
三章 背後の華
四章 過去の傷
最終章 未来の光