私の部屋はいつも、不法侵入者に狙われている。
ああ、貴方はどうしていつも私を苦しめるのか。
貴方はいつも突然現れ、しばらく私の部屋に居座る。
気まぐれに勝手に仲間を呼び、数人で居座り続けたかと思ったら、ある日、気が付くといなくなっている。
その度に私はホッとする。
そしていつしか私はあなたの事を忘れ、また忘れた頃に突然現れる。
いつもどうやって中に入り込むのか?
何の目的でやって来るのか?
どのくらい居座るのか?
まるで予測が付かない。
部屋のどこに現れても、私は苦痛だ。
壁際に現れることもあれば、お気に入りの赤いクッションの下にいるときもある。
居なくなったと思ったら、別の場所に移動していることもある。
赤いクッションの上に現れた時のストレスといったら尋常ではない。
食事ものどを通らなくなる。
私は毎日部屋の掃除をするが、貴方は決してどいてはくれない。
そのくせ、掃除道具が貴方に触れようものなら、貴方は私に激しく痛みを与える。
それが分かっているから、私は貴方に気を遣い、細心の注意を払って掃除をする。
私は貴方の事が大嫌いで、本気でいなくなって欲しいし、二度と現れないで欲しいと、毎度思っている。
でも喧嘩をするといつも痛い目を見るのは私。
魂が折れそうになる。
数日でメンタルがやられそうになり、いっそ死んでしまいたいとすら思うこともある。
そろそろ限界!?と思った頃にいなくなる貴方は、いったい何を考えているのか?
ドSの貴方と喧嘩出来るソウルを持っていれば!?
いや、貴方が「喧嘩ソウル」そのものだから、私に勝ち目はない。
昨日、また貴方が現れた。
一番嫌な場所に。
私のお気に入りの赤いクッションの上。
しかも、今回はカップルで!?
我が物顔で居座るカップルに私は、絶望感にさいなまれ、とりあえず薬局へ向かった。
馴染みの薬剤師は神官のように
「虎降る嬢ですね」
と言うと、青と白のツートンの箱に入った薬を手渡した。
私は言われるままに、渡された薬とミネラルウオーターをレジに持っていき会計を済ませた。薬局を出たところで、箱を開け、一緒に購入したミネラルウオーターをいったん口に含む。続けて聖なる錠剤を2錠口に入れると、ごくりと一緒に飲み込んだ。
早くcanker sore (口内炎)いなくなりますように!!!
第一三共ヘルスケアの「トラフル錠」に願いを込めた。
今回も強制退去させることはできないが、名前だけ強そうなアイテムに頼るしか術はないのか。
ああ、貴方はどうしていつも私を苦しめるのか。
貴方はいつも突然現れ、しばらく私の部屋に居座る。
気まぐれに勝手に仲間を呼び、数人で居座り続けたかと思ったら、ある日、気が付くといなくなっている。
その度に私はホッとする。
そしていつしか私はあなたの事を忘れ、また忘れた頃に突然現れる。
いつもどうやって中に入り込むのか?
何の目的でやって来るのか?
どのくらい居座るのか?
まるで予測が付かない。
部屋のどこに現れても、私は苦痛だ。
壁際に現れることもあれば、お気に入りの赤いクッションの下にいるときもある。
居なくなったと思ったら、別の場所に移動していることもある。
赤いクッションの上に現れた時のストレスといったら尋常ではない。
食事ものどを通らなくなる。
私は毎日部屋の掃除をするが、貴方は決してどいてはくれない。
そのくせ、掃除道具が貴方に触れようものなら、貴方は私に激しく痛みを与える。
それが分かっているから、私は貴方に気を遣い、細心の注意を払って掃除をする。
私は貴方の事が大嫌いで、本気でいなくなって欲しいし、二度と現れないで欲しいと、毎度思っている。
でも喧嘩をするといつも痛い目を見るのは私。
魂が折れそうになる。
数日でメンタルがやられそうになり、いっそ死んでしまいたいとすら思うこともある。
そろそろ限界!?と思った頃にいなくなる貴方は、いったい何を考えているのか?
ドSの貴方と喧嘩出来るソウルを持っていれば!?
いや、貴方が「喧嘩ソウル」そのものだから、私に勝ち目はない。
昨日、また貴方が現れた。
一番嫌な場所に。
私のお気に入りの赤いクッションの上。
しかも、今回はカップルで!?
我が物顔で居座るカップルに私は、絶望感にさいなまれ、とりあえず薬局へ向かった。
馴染みの薬剤師は神官のように
「虎降る嬢ですね」
と言うと、青と白のツートンの箱に入った薬を手渡した。
私は言われるままに、渡された薬とミネラルウオーターをレジに持っていき会計を済ませた。薬局を出たところで、箱を開け、一緒に購入したミネラルウオーターをいったん口に含む。続けて聖なる錠剤を2錠口に入れると、ごくりと一緒に飲み込んだ。
早くcanker sore (口内炎)いなくなりますように!!!
第一三共ヘルスケアの「トラフル錠」に願いを込めた。
今回も強制退去させることはできないが、名前だけ強そうなアイテムに頼るしか術はないのか。



