「お前と来たら……どうして妹にそんな酷いことが出来るんだ!? お館様の前で、恥というものが無いのか?」

 周りも冷たい目で、沙夜を見てくる。何も変わらない。
 何をどう言ったところで誰も話を聞いてくれない。結局、また自分がした事に、されてしまうのだろう。