祝福のキスで若返ったかつての英雄に、溺愛されることになった聖女は私です!~イケオジ騎士団長と楽勝救世の旅と思いきや、大変なことになっちゃった~

 今回は特に十代の頃から三回も先頭に立ち魔物を討伐しているとても強い四回目のベテラン騎士団長が居るので、運が良かったですね何の不安を覚える必要はないので、彼に任せて安心してくださいと繰り返し言われた。

 確かに今までに三回も倒しているのなら、魔物の弱点や戦い方のコツなどもわきまえているだろうし、そんな騎士団長と一緒に行けるなら私は本当に運が良いんだと思う。

 ただ、神殿の皆さんも私に与えられているはずの『聖女の祝福』が何なのかわからなくて、皆で首を捻っていた。

 手をかざすだけで怪我をたちどころに治せたり、両手を組めば強力な結界が張れるような聖女らしい能力が一番出現頻度が多く、その他特殊な例としては口笛を吹けば野生の動物を操れたりする『祝福』だってあったらしい。

 けど、私には今までの全ての『祝福』の発動方法を試しても、どれもこれも発動出来なかった。

 職業柄おっとりとした神官さんたちは聖女の『祝福』自体は別に魔物退治に必須である訳でもなかったし、それが何かは判明はしていないけれど、あると旅でも便利ですし何かの弾みでわかると良いですね程度の軽い対応だった。