「強い護りの魔法が掛けられた指輪で……ジュリアスにあげます。十分強いし何回も倒していると思うけど」
照れながら、私は指輪を渡した。受け取った彼は一瞬嬉しそうな顔になった後で、すぐ真面目な表情になった。
「聖女様……もしかして、そのために祝福を使ったんですか?」
「そうです。けど、こんな風に寝落ちてしまうとは、思わなくて……この前の花だって、全然何もなかったし……」
そうなのだ。だから、私はほんの軽い気持ちで古い小箱にキスをした。
「……おそらく、戻す時間に比例して力を使っているのかと。そういえば、僕に最初祝福を使った時も、聖女様は意識を失って倒れました。この小箱はそれ以上……百年は経過していると思いますので」
状況から推理したジュリアスは言葉は淡々としていて、なんだか怖かった。
「あの……ジュリアス」
「聖女様の祝福の力に関しては、まだ謎が多過ぎます。僕以外の何かに使用する時は、相談して貰えませんか」
それは本来なら口を出せないはずの聖女への要望ではあったけど、命令出来るならしていたはずであろう強い口調だった。
「ごめんなさい……」
照れながら、私は指輪を渡した。受け取った彼は一瞬嬉しそうな顔になった後で、すぐ真面目な表情になった。
「聖女様……もしかして、そのために祝福を使ったんですか?」
「そうです。けど、こんな風に寝落ちてしまうとは、思わなくて……この前の花だって、全然何もなかったし……」
そうなのだ。だから、私はほんの軽い気持ちで古い小箱にキスをした。
「……おそらく、戻す時間に比例して力を使っているのかと。そういえば、僕に最初祝福を使った時も、聖女様は意識を失って倒れました。この小箱はそれ以上……百年は経過していると思いますので」
状況から推理したジュリアスは言葉は淡々としていて、なんだか怖かった。
「あの……ジュリアス」
「聖女様の祝福の力に関しては、まだ謎が多過ぎます。僕以外の何かに使用する時は、相談して貰えませんか」
それは本来なら口を出せないはずの聖女への要望ではあったけど、命令出来るならしていたはずであろう強い口調だった。
「ごめんなさい……」



