「いつものことです。エセルバードって、私のこと嫌いなんですかね?」
扉を開けた私は身振りで部屋に入って貰えるように彼を促して、ジュリアスは手に持っていた荷物を部屋の机の上に置いていた。
「逆だと思いますよ……エセルバード殿下は、今回の聖女と結婚したいと思っていたようですから」
「えっ?! けど……」
ジュリアスは苦笑してそう話し、私はまさかの事実が発覚して驚いた。
「そうですね。エセルバード殿下も、他国へ婿入りさせられる彼なりには理由をわかっているようでして……異世界からやって来た聖女と結婚出来れば、王に喜ばれこの国に留まれますから」
「え。聖女と結婚出来れば……? どういうことですか?」
「通常……異世界から喚んだ聖女は、元の世界に戻ることを望みます。我らの国では、それを引き留めることは禁じられています。どんなに素晴らしい祝福の能力をその聖女が持たれていてもです」
「あ……そういう」
確かに手をかざせばたちどころに怪我が治ってしまうような素晴らしい治癒能力なら、こちらの世界に残って、それを役立てて欲しいと思ってしまうだろう。
扉を開けた私は身振りで部屋に入って貰えるように彼を促して、ジュリアスは手に持っていた荷物を部屋の机の上に置いていた。
「逆だと思いますよ……エセルバード殿下は、今回の聖女と結婚したいと思っていたようですから」
「えっ?! けど……」
ジュリアスは苦笑してそう話し、私はまさかの事実が発覚して驚いた。
「そうですね。エセルバード殿下も、他国へ婿入りさせられる彼なりには理由をわかっているようでして……異世界からやって来た聖女と結婚出来れば、王に喜ばれこの国に留まれますから」
「え。聖女と結婚出来れば……? どういうことですか?」
「通常……異世界から喚んだ聖女は、元の世界に戻ることを望みます。我らの国では、それを引き留めることは禁じられています。どんなに素晴らしい祝福の能力をその聖女が持たれていてもです」
「あ……そういう」
確かに手をかざせばたちどころに怪我が治ってしまうような素晴らしい治癒能力なら、こちらの世界に残って、それを役立てて欲しいと思ってしまうだろう。



