「あの……ジュリアス。私の祝福って、なんだったの? キスした物の時間を戻すって訳ではないって、どういうことなの?」
私はなんだか不思議だった。だって、さっきキスしたら、ジュリアスが若返っているのは確かなんだし。
「ああ……そうですね。由真はそれを話す前に倒れてしまったんでした」
「ん? ちょっと待って。私ってどのくらい寝ていたの?」
というか、この場所はよくよく考えたら王都にあるお城のような気がする! 私も救世の旅に出る前に滞在したから、なんとなく覚えている。
「二ヶ月半ですね……聖剣を元通りに戻したのですから、もっと長く眠ってしまうのではないかと僕は思っていましたが……」
「……え?」
う、嘘でしょう! だって、私……帰って来る道中、ずっと眠っていたってこと?
「そうなんです。由真の祝福は聖なる力をキスした対象に宿す能力だったんです」
「聖なる力? けど」
私はなんだか不思議だった。だって、さっきキスしたら、ジュリアスが若返っているのは確かなんだし。
「ああ……そうですね。由真はそれを話す前に倒れてしまったんでした」
「ん? ちょっと待って。私ってどのくらい寝ていたの?」
というか、この場所はよくよく考えたら王都にあるお城のような気がする! 私も救世の旅に出る前に滞在したから、なんとなく覚えている。
「二ヶ月半ですね……聖剣を元通りに戻したのですから、もっと長く眠ってしまうのではないかと僕は思っていましたが……」
「……え?」
う、嘘でしょう! だって、私……帰って来る道中、ずっと眠っていたってこと?
「そうなんです。由真の祝福は聖なる力をキスした対象に宿す能力だったんです」
「聖なる力? けど」



