「え、興味ある!?今のところ、澄が脚本で私が主演って考えてたんだけど…」
「ふーん。莉子も出演させてくれるなら、なんか面白そうだし付き合ってあげてもいいよー?」
ぱっと橘彩音が嬉しそうに顔を綻ばせながら私を振り向いてきた。
いいんじゃない、という意味を込めて曖昧に笑い返す。
別に、拒否権も何も私にはないというのに。
それよりも橘彩音だけが主演の映画を作るのだとばかり思っていて、私は脚本を書くにしても他の三人はアシスタントのような役割だと思っていたから、
「ふーん。莉子も出演させてくれるなら、なんか面白そうだし付き合ってあげてもいいよー?」
ぱっと橘彩音が嬉しそうに顔を綻ばせながら私を振り向いてきた。
いいんじゃない、という意味を込めて曖昧に笑い返す。
別に、拒否権も何も私にはないというのに。
それよりも橘彩音だけが主演の映画を作るのだとばかり思っていて、私は脚本を書くにしても他の三人はアシスタントのような役割だと思っていたから、



