「あっ、そう言えばまだちゃんと言ってなかったかも、あたし」
駆けて来た山内を見て、二カッと笑ったクラスメイトが口を開く。
「山内さん、コンクール入賞おめでとう!」
改まったその言葉に、はにかみながらお礼を返すと、それを見ていた瀬川が嬉しそうに笑った。
あの時、思い切ってコンクールに出展した最初で最後の作品は、自分でもびっくりするほどの好成績を収めた。
当然それは部の功績として全校朝礼でも発表され、教室に戻ってからも担任やクラスメイトからたくさん声をかけられ、意図せず自分の名前を広める結果になった。
そのおかげで、いつも一人だった山内の周りに、今では常にクラスメイトの姿がある。
「全部……瀬川くんのおかげだから」
はにかむように笑ってみせると、目があった瀬川が慌てたように視線を逸らす。
それを見て、またクラスメイト達にニヤニヤ笑いが広がった。
「あれ、そういや瀬川、お前今日はバスケ部の応援に呼ばれてるって言ってなかったか?」
思い出したようなその問いかけに、瀬川はハッとしたように目を見開いて固まる。
どうやら、すっかり忘れていたらしい。
駆けて来た山内を見て、二カッと笑ったクラスメイトが口を開く。
「山内さん、コンクール入賞おめでとう!」
改まったその言葉に、はにかみながらお礼を返すと、それを見ていた瀬川が嬉しそうに笑った。
あの時、思い切ってコンクールに出展した最初で最後の作品は、自分でもびっくりするほどの好成績を収めた。
当然それは部の功績として全校朝礼でも発表され、教室に戻ってからも担任やクラスメイトからたくさん声をかけられ、意図せず自分の名前を広める結果になった。
そのおかげで、いつも一人だった山内の周りに、今では常にクラスメイトの姿がある。
「全部……瀬川くんのおかげだから」
はにかむように笑ってみせると、目があった瀬川が慌てたように視線を逸らす。
それを見て、またクラスメイト達にニヤニヤ笑いが広がった。
「あれ、そういや瀬川、お前今日はバスケ部の応援に呼ばれてるって言ってなかったか?」
思い出したようなその問いかけに、瀬川はハッとしたように目を見開いて固まる。
どうやら、すっかり忘れていたらしい。



