「脳腫瘍、?」
突然、学校で倒れた私。
運ばれた病院で、告げられたのは信じたくない病名だった。
「飯沼さんは脳に腫瘍が見つかりました。……正直、もう取り除くことはできません」
「え、?」
お母さんは、何と言えばいいのか分からない顔をしている。
「あと、もって3ヶ月の命だと思ってください」
そんなにきっぱり言わないでよ。
私、どうしたらいいか分からない。
「お母さん、大丈夫だよ」
励ますつもりだった声は、震えていた。
これは自分への言葉でもあった
……実は、最近ずっと頭痛が続いていて。
薄々、こんなことじゃないかって思ってた。
「では、入院手続きをお願いします」
「……わかりました」
お母さんは無言で、診察室を出る。
「白藍、ごめんね……」
しばらく歩いてからそれだけを言われた
泣きながら謝ってくるお母さんに、私は
「なに言ってんの。お母さんは何も悪くないよ?」
なんて無責任なことを言ってしまった
「もっと丈夫に産んであげれば……」
お母さんのそのセリフを私は気にもせず、違うことを考えた
あと3ヶ月ということは卒業は春まで居れない
私の時間だけ止まってしまったみたいだ

