2025年。私が3年生の時の夏休み。
私は死んだ。
原因は忘れてしまった。事故で死んだか事件に巻き込まれて死んだか、もしくは自殺か。
本当に思い出せないが、私は死んでしまったのだ。
三途の川をこんなに早く渡ってしまうなんて…。
そんなのことを思っていると、ふと白い空間に出た。
「ここは…」
私が声に出すと、影が見えた。姿は見えないが影的に女性だ。
「ここは、神の空間よ。」
私は夢でも観ているのだろうか?
「神って、ほんとにいたんだ。」
「まあ、そうね。本題に入るけど、あなたは死んでしまったわ。」
やっぱり、私は…
「だけど、奇跡的にこの部屋へとこれたから運がよかったわね。」
「え?この部屋って何かあるんですか?」
「まあ、部屋というよりは、私にあるのよね。私、自分で言うのもあれだけど、この世界の女神様よ。」
女神。本当にいたんだ。
「何か一つ願いを叶えてあげるわ。どんな願いでも。」
願い…か。小学校、中学校と普通に人生を歩んでたけど、まさか死んでしまうなんて思わなかったし、やっぱり生き返りたい!
その時、ふと死ぬ前のあの光景が思い浮かんだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「……先輩、また明日も部活ありますよね?」
「もちろんあるよ。ていうか、陽介くん、君、最近さぼりすぎー。もうちょっと来なよー」
「……すいません」
「じゃあ、また明日ね!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私が気になってるあの和田くん。あの和田くんに助けてもらいたいなー。
「あの、私が死なないように和田陽介くんって言う人に助けてもらえるようにしてほしいんですけど、そんなことできますか?」
「え?人に助けてもらうように歴史を変える!?まあ、できないことはないが…」
そうか、やっぱり歴史を変えてしまうことはできないのか?
「あ、そうだ!考えがある。ちょっと待って。」
と女神様がいう。
考えとはなんだろう?
「ほら、みてみなさい。」
と丸めた紙を私に投げてきた。
「これは…」
観てみると最初は丁寧だけど段々と汚くなっている字が書いてあった。
1番上には「中学1年生の目標」と書いてあった。
「和田くんの…ですか?これがどうしたんですか?」
と聞く。
「それを使って全部目標達成できればいい方向へ進むかもという私の考えよ。まあ、かもしれないだからあまり期待しないほうがいいけど。」
やる気のなさそうな、だけど面白そうな声で言う。変な人だな女神様は。
てか、、
「ループってことは、本人も気づくんでしょうか?」
「ええ、そうよ。多分気づくわ。それで目標を達成させてもらうように仕向ければいいのよ。」
「ループを何回もしてしまって精神状態がダメになったりとかは?」
「下手したらするかもね。あ、そうだ!あなたも一緒にループすればいいのよ!」
は?私もループ?
「え、なんでですか?」
「だって、和田くんがループしてる様子とかも観たいでしょ。残念ながらここじゃ観られないし、あと色々と時空列が乱れてしまうから、そしたらあなたもループすればいいじゃない。」
「じゃあ、私もループしたいです!お願いします。」
「わかったわ。あ、そうそう。死んだ日にちとか理由とかは忘れちゃうから気をつけてね。」
「え?なんでですか?」
もう忘れてるから半分はどうでもいいが、なぜ忘れさせられるんだ?
「あなた、和田くんって人に助けてもらいたいんでしょ。そしたらその人に助けて貰えばいいじゃない。あと、気持ち悪いでしょ。死んだ時のこと覚えてるなんて。」
女神様が言っていることは一理ある。でも、いつ死ぬかわからない状態で生きなきゃいけないってことになるし…
「とにかく、もう貴方を下界へ返さないといけないようね。あ、そうそう、ちなみに和田くんは1年生の終わりから入学式まで戻ってもらうから。貴方も2年生を最初からしないといけないのよ。それじゃあね!」
といった瞬間、先ほどまで見えていた空間が消え、急に頭に痛みを襲った。頭だけではなく、だんだん全身へと広がる。
「何これ…」
とわたしは初めてループを体験した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
戻った日は4月5日。
「あれ?入学式へ戻るって言ってなかったっけ?」
といいながらベットから降りて、机を見る。
すると…
「ループしてもずっと書いたままになるノートよ。上手く使ってね。by自称女神」
というメモと一緒に普通のそこらへんで売っているノートが置いてあった。
「何これ…?」
と最初は疑問に思ったが、これは攻略本になるのかもしれない。
もしかしたら、和田くんのループの手助けをする役割でもあるのかもしれない。
わたしは記憶の限り全部書いた。
一日一日と、今日一日を全て使って1年半の記録をできる限り作った。
なぜか色々なことを覚えていた。これも女神様のおかげかな?
明日は始業式!前よりもっと気持ち切り替えて行こう!
そう思い、わたしは記録を描きながらだんだんと眠気に負け、寝て行った。
私は死んだ。
原因は忘れてしまった。事故で死んだか事件に巻き込まれて死んだか、もしくは自殺か。
本当に思い出せないが、私は死んでしまったのだ。
三途の川をこんなに早く渡ってしまうなんて…。
そんなのことを思っていると、ふと白い空間に出た。
「ここは…」
私が声に出すと、影が見えた。姿は見えないが影的に女性だ。
「ここは、神の空間よ。」
私は夢でも観ているのだろうか?
「神って、ほんとにいたんだ。」
「まあ、そうね。本題に入るけど、あなたは死んでしまったわ。」
やっぱり、私は…
「だけど、奇跡的にこの部屋へとこれたから運がよかったわね。」
「え?この部屋って何かあるんですか?」
「まあ、部屋というよりは、私にあるのよね。私、自分で言うのもあれだけど、この世界の女神様よ。」
女神。本当にいたんだ。
「何か一つ願いを叶えてあげるわ。どんな願いでも。」
願い…か。小学校、中学校と普通に人生を歩んでたけど、まさか死んでしまうなんて思わなかったし、やっぱり生き返りたい!
その時、ふと死ぬ前のあの光景が思い浮かんだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「……先輩、また明日も部活ありますよね?」
「もちろんあるよ。ていうか、陽介くん、君、最近さぼりすぎー。もうちょっと来なよー」
「……すいません」
「じゃあ、また明日ね!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私が気になってるあの和田くん。あの和田くんに助けてもらいたいなー。
「あの、私が死なないように和田陽介くんって言う人に助けてもらえるようにしてほしいんですけど、そんなことできますか?」
「え?人に助けてもらうように歴史を変える!?まあ、できないことはないが…」
そうか、やっぱり歴史を変えてしまうことはできないのか?
「あ、そうだ!考えがある。ちょっと待って。」
と女神様がいう。
考えとはなんだろう?
「ほら、みてみなさい。」
と丸めた紙を私に投げてきた。
「これは…」
観てみると最初は丁寧だけど段々と汚くなっている字が書いてあった。
1番上には「中学1年生の目標」と書いてあった。
「和田くんの…ですか?これがどうしたんですか?」
と聞く。
「それを使って全部目標達成できればいい方向へ進むかもという私の考えよ。まあ、かもしれないだからあまり期待しないほうがいいけど。」
やる気のなさそうな、だけど面白そうな声で言う。変な人だな女神様は。
てか、、
「ループってことは、本人も気づくんでしょうか?」
「ええ、そうよ。多分気づくわ。それで目標を達成させてもらうように仕向ければいいのよ。」
「ループを何回もしてしまって精神状態がダメになったりとかは?」
「下手したらするかもね。あ、そうだ!あなたも一緒にループすればいいのよ!」
は?私もループ?
「え、なんでですか?」
「だって、和田くんがループしてる様子とかも観たいでしょ。残念ながらここじゃ観られないし、あと色々と時空列が乱れてしまうから、そしたらあなたもループすればいいじゃない。」
「じゃあ、私もループしたいです!お願いします。」
「わかったわ。あ、そうそう。死んだ日にちとか理由とかは忘れちゃうから気をつけてね。」
「え?なんでですか?」
もう忘れてるから半分はどうでもいいが、なぜ忘れさせられるんだ?
「あなた、和田くんって人に助けてもらいたいんでしょ。そしたらその人に助けて貰えばいいじゃない。あと、気持ち悪いでしょ。死んだ時のこと覚えてるなんて。」
女神様が言っていることは一理ある。でも、いつ死ぬかわからない状態で生きなきゃいけないってことになるし…
「とにかく、もう貴方を下界へ返さないといけないようね。あ、そうそう、ちなみに和田くんは1年生の終わりから入学式まで戻ってもらうから。貴方も2年生を最初からしないといけないのよ。それじゃあね!」
といった瞬間、先ほどまで見えていた空間が消え、急に頭に痛みを襲った。頭だけではなく、だんだん全身へと広がる。
「何これ…」
とわたしは初めてループを体験した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
戻った日は4月5日。
「あれ?入学式へ戻るって言ってなかったっけ?」
といいながらベットから降りて、机を見る。
すると…
「ループしてもずっと書いたままになるノートよ。上手く使ってね。by自称女神」
というメモと一緒に普通のそこらへんで売っているノートが置いてあった。
「何これ…?」
と最初は疑問に思ったが、これは攻略本になるのかもしれない。
もしかしたら、和田くんのループの手助けをする役割でもあるのかもしれない。
わたしは記憶の限り全部書いた。
一日一日と、今日一日を全て使って1年半の記録をできる限り作った。
なぜか色々なことを覚えていた。これも女神様のおかげかな?
明日は始業式!前よりもっと気持ち切り替えて行こう!
そう思い、わたしは記録を描きながらだんだんと眠気に負け、寝て行った。

